栄茂美 和歌山県日高郡日高町議会議員

日高町の元気な町作りを進めます。

平成26年(2014) 6月議会 一般質問3項目

1、「町内の河川水質検査について」

榮 茂美
私は、平成23年3月議会での一般質問「日高町をホタル飛ぶ美しい河川の町にと望む」の中で、町内の河川水質検査についてお尋ねしております。
町の答弁では「町内の河川の水質検査は、平成12年より年1回、西川の清水井橋付近、志賀川・西川の合流地点、海岸線の河川など町内16カ所において水質検査を実施し、データの蓄積を行っている」とのことでした。そこで、そのデータの公表を求めましたところ、日高町ホームページで公表されるようになり、以来3年間私はそのデータの数値の変化を注視してきました。

平成25年度は昨年7月31日に水質検査が行われていますが、高家の西川・清水井橋付近での計量単位が異常に高い数字でした。BOD(生物学的酸素要求量)という項目がありますが、これは水質汚濁を示す数値で、値が大きいほど水が汚れています。同じ西川上流の原谷地点では0.7mg/ℓであるのに対し、この清水井橋付近では1400mg/ℓで桁数が違います。COD(化学的酸素要求量)は、これも値が大きいほど水が汚れていることを意味しますが、原谷地点で2.9mg/ℓ、それが清水井橋付近では310mg/ℓです。大腸菌群数にいたっては、原谷地点3万3,000MPN/100mℓですが、清水井橋付近では790万MPN/100mℓという異常な高い数値を示しています。ここでの4年前の平成22年度の数値は、大腸菌群数2億3,000万MPN/100mℓという驚異的な数字で、原谷地点では7万9,000MPN/100mℓであり、桁数が違います。同じ西川です。どういったことが原因として考えられ、その具体的な改善策を考えられているのかどうかお聞きしたい。

高家地区内の西川堤防沿いの道は、健康管理の為にランニングや散歩等で利用され、住民の方々に親しまれている散策コースです。その川から異臭があれば、その場所の価値も台無しです。その川沿いに住居がある住民の住環境を守るためにも、水質の改善が求められます。

清水井橋の少し上流に頭首工があります。西川から農業用水を用水路へ引き入れるための堰ですが、そこも水質は良くありません。そこは、日高町のボランティアグループ「ほたるの会」が、今年で3回目の水質検査を行っております。この頭首工の高さですが、今の現状にあったものかどうか検証すべきです。もう少し川の流れがあるように、その高さの改善が必要ではないでしょうか、どう考えますか。

「日高町をホタル飛ぶ美しい河川の町に」と望みます。町内の河川の水質向上の意識を高めるためにも、以前提案しました、夢広がる名称で役場内に「ホタル課担当者」を一人就けるお考えはないでしょうか。

それから、水質検査の蓄積データは、今年度で14年分になりますが、データの蓄積だけでは意味がありません。このデータを読み込んで、なすべきことを考えていただきたいと思いますがいかがですか。

町長(松本 秀司)
水質検査の蓄積データにつきましては、毎年7月下旬に水質検査を実施しているところでございますが、水質検査前の降雨量の状況により、河川の流水量が増減し、水質検査の計測数値に影響がでる場合があります。

例年、日高町の7月の降雨量は、300㎜前後の雨量を計測していますが、昨年の7月は、日照りが続き、44㎜の降雨量と例年にない低い数値を記録しています。

平成25年の清水井橋付近のBOD計測数値は、前年の75mg/ℓから1400mg/ℓと大きな数値を計測していますが、例年にない降雨量の減少により、河川の流水量が減少したことに加え、頭首工による滞留の影響が重なり、BODの計測数値が大きくなったものと推測されます。

また、平成22年測定の大腸菌群数2億3,000万MPN/100mℓという数値について、計測を委託している中紀環境科学では、生活雑排水の河川への流入が大きく影響しているとのことであり、流水量が少ないと高い数値を計測するとのことでした。

一方、同地点の平成23年の大腸菌群数計測数値は、4万9,000MPN/100mℓに減少し、平成24年及び25年で790万MPN/100mℓを計測していることから、平成22年の数値は、一時的なものであったと考えられます。

水質検査の測定時における気象状況や生活雑排水の流入による影響等により、BODや大腸菌群数の測定数値に、増減が見受けられますが、総体的に下水道事業を推進してきたことにより、一定の成果があったものと考えています。

次に、西川頭首工についてでございますが、これは昭和61年に県が設置したものを、日高町土地改良区が管理しているもので、この頭首工から取水された水は、役場前で「はちまき水路」へ合流し、高家、小中地区から志賀、小池地区まで農業用水を供給しているものです。水稲作はもとより、ハウス栽培等年間を通じて用水を必要とされている関係上、常に堰は起立状態にし、通水しているところです。

この頭首工の堰高の検証、改善が必要ではないかとのご質問ですが、計画時には、水路断面、流量、取水口の位置等考慮し堰高を設定し、設計、施工されているもので、これを低くする事は構造上非常に困難であると考えています。

また、役場内に「ホタル課担当者」を就けることができないかとのご質問ですが、町内の河川の水質向上の意識を高めるとともに、夢広がる名称であると思いますが、現在、ホタル課の設置や担当者を設ける考えはもっておりません。 

今後も下水道事業の普及促進に努め、日高町内の各河川で、ホタルが乱舞する環境を目指してまいりたいと考えております。

榮 茂美
先程の答弁によりますと、毎年7月下旬に水質検査を実施していて、そのデータを蓄積しているとのことです。平成12年度から実施されているので、14年分あるということになります。その水質検査の計測数値については、計測を委託している中紀環境化学さんによると、平成22年測定の清水井橋付近の大腸菌群数2億3,000万MPN/100mℓという数値は、生活雑排水の河川への流入が大きく影響しているとのことで、それは、河川の流水量が少ないと高い数値を計測するとの今のご説明でした。と、いうことはですね、降雨量の少ない年ほど、その生活雑排水による河川の汚染が深刻になるということになります。この生活雑排水ですけれども、水質汚濁防止法による、排水規制や下水道の整備により、改善が進められてきましたが、まだ不徹底です。産業排水とともに、水質汚染の大きな原因となっております。

そちらの答弁ですが、「この水質検査の測定数値に増減が見受けられるが、相対的に、下水道事業を推進してきたことにより、一定の成果があった」ものと、そちらは評価されております。つまり、町は、この下水道事業を推進してきたことにより、河川の水質向上に一定の成果があったと捉えられておりますが、こうした今の河川の水質汚濁の高い数値を目にしますと、農業用水としても利用しているのですから、更に町内の水質環境保全に力を入れていただきたいと要望します。どうお考えになりますか。

町長(松本 秀司)
更にですね、やはり環境保全に努めたいと考えていますので、今まで以上に、下水道の普及を高めていきたいと思います。

榮 茂美
この西川の頭首工についてですが、昭和61年に設置して、この頭首工から取水された水は、役場前で八巻水路へ合流し、農業用水として供給しているとのことです。この、頭首工の堰高ですね、この堰高を私は低くして欲しいと要望してますが、「これを低くすることは、構造上非常に困難であると考えています」との、今の答弁でした。

   どうしてこの頭首工を低くして欲しいのかというと、水流がそこで、かなり堰き止められているんです。降雨量が少ない時なんか特にそうなんですが、この頭首工で、水流が堰き止められた辺りから下流の川沿いでは、水流のない暑い日ですね、暑い日が続くと、川が本当に臭います。臭いというご意見を、もう以前から頂いております。それは、先程の水質汚濁の高い数値をみても、明らかです。その川沿いに住居がある住民の住環境を守るためにも、ここの何ていうのかなあ、流れていうか、何か対策は講じられないものかお尋ねしたい。

町長(松本 秀司)
はい、この頭首工を、また低くするということは、取水口に流れる水が下がってくるという、水位が下がってきて、水路に水が流れなくなるということになりますので、その点は、やはり農業の方々が、普段、生活、ハウスとかそして野菜を作っておられるので、それは、必要やと思うので、なかなか、その点については、構造上の点もありますから無理かと思います。

ただ、その清水井橋の水が流れないで溜まるということについては、今後どういうことができるかということも考えていきたいと思います。

榮 茂美
この西川は、原谷の奥からずっと流れてきます。先程、紹介しましたボランティア団体の「ほたるの会」さんも、西川の上流から水質検査されて、ずっと各点、ポイントを決めてやってますが、原谷の辺りは綺麗ですね。で、段々と汚くなるんです。あそこで堰、頭首工で堰止められると。ところが、この頭首工は、もうこの高さでないと駄目だっていう、今の、言われますが、これ農業用水としても使われますし、実際、本当に綺麗だと、原谷の奥の方の綺麗だという水ではないんですよね。この生活雑排水っていわれますけれど、これはやっぱり町民の方を巻き込んで、そういう啓発活動もしないといけないと思うんですけれど、まあその、「ほたるの会」さんが3年前から、この全国一斉河川水質検査、毎年6月上旬にやります。これに参加されて、3年になります。その中でわかったことが、西川の水質が下流に行く程悪くなっている。

   後、もう一つ、産湯海水浴場ですが、あそこへ流れ込む南出川の水質は大変良いのですが、産湯川の水質が良くないということもわかってきました。これも、やはり、そういう活動に参加してこそ、啓発されるっていうかね、「ああ、ここは汚いんだ。ここは綺麗な水なんだ。」っていう。以前、内原小学校の教員さんも、子ども達と一緒に、この身近な河川の水質を調べるという活動に参加されたのですが、このような活動を通して、町民の身近な生活に密着した河川に、皆がもっと目を向け、その水質保全に関心を持って係われば、この生活雑排水による水質汚染も減少していくのではないかと考えられます。

そういった意味で、私が以前提案し、今回も提案させてもらいましたが、この役場内に正式な課としてではなく、町民から身近で親しまれる愛称としての「ホタル課担当者」が居ればいいなと思います。ホタル飛ぶ町に情熱を持って係わってくれる役場職員が1人ぐらい居てもいいのではないかと、期待しております。この思いは、そちららに伝わっているのかどうか、わかりませんけれども。

さて、町として、この水質検査の14年分の蓄積データもありますから、それを基に、町民の皆さまに河川の水質向上へのご協力をお願いする啓発活動を是非していただきたいと思います。これからどのように取り組んでいかれるのか、教えてください。

町長(松本 秀司)
先程も答弁させていただきましたように、やはり、今後、水質を保全していくということは、やはり現在行っております。下水道事業ですね、一番、これが重要な河川の対策になると思いますので、その下水道事業の普及に努め、やはり町内の各河川でホタルが乱舞されるような環境を高めていきたいと思っております。


2、「紀の国森づくり基金活用事業」

榮 茂美
和歌山県では、森林を県民の財産として守り育て、次の世代に引き継いでいくことを目的とした「紀の国森づくり税条例」及び「紀の国森づくり基金条例」が平成19年4月1日から施行され、この両条例に基づいて『紀の国森づくり基金活用事業』が実施されております。財源は「紀の国森づくり税」であり、県民1人に年額500円が課税され法人等も併せての年間税収見込み額が約2.6億円、10年間で26億円を使ってする事業です。条例の基本理念は「県民が知ること・理解すること・参画すること」とあります。これらをかんがみて我が町も利用すべき事業だと考えます。そこで以下いくつかお尋ねします。

和歌山県の森林面積は約36万ha、そのうち国有林を除いた民有林の面積は約35万haあります。この民有林には、公有林もありますが、大半が私有林です。山の所有者の高齢化や町外移転等により放棄された山が、町内でも目立ちますが、放置された竹林が拡大するなどして山の荒廃が進んでおります。 

この『紀の国森づくり基金活用事業』には、「紀の国森林環境保全林整備事業」があり、その中に補助率、1ha当たり定額150万円以内の「竹林対策事業」があります。これは放置竹林を整備し、里山本来の森づくりを目指すものです。日高郡内で増え続ける竹林の伐採活動をこれまで16年間ボランティアで展開してきた団体「里山を愛する会」がありますが、こうした問題に対してボランティアだけに頼るのではなく、行政が主体となってこの問題に真摯に取り組むべきではないでしょうか。

放置竹林の問題については、私は平成24年12月議会の「鳥獣害対策」、平成25年3月議会の「放置竹林への具体的な対応を求む」で質問しておりますが、この問題に対する町長の考えを知りたい。

この「紀の国森林環境保全林整備事業」の事業主体は各市町村です。日高町の雇用事業として、町が主体となって放置竹林整備の設計を担当し取り組み、今回町で立ち上げる「日高町シルバー人材センター」で竹林伐採をしてもらえばいかがでしょうか、どう考えますか。

また、『紀の国森づくり基金活用事業』の公募事業があります。この公募事業は県民主体・県民との協働、協力して働くの字ですが、を重視して、両条例の趣旨に合った事業を、自ら企画立案し実施する団体等から公募を行い、審査・選定の上、補助することとしています。先程紹介しましたボランティア団体「里山を愛する会」は、この事業を利用して活動されています。我が町で言えば、日高町民参画による山づくりプランの実行が、県の年間補助金200万円以内を使ってできます。大変夢のあるプラン作りもできます。これを「日高町シルバー人材センター」の人材力を使って取り組めないものでしょうか。町の人材力を高めるための有効なやり方であると思いますが、どう考えますか。

この『紀の国森づくり基金活用事業』の中には、他に、子ども達のプログラム「紀の国緑育推進事業」もあります。日高町内の山々は、子ども達にとって大事なふるさとの景色です。町内の小中学生等を対象に、ふるさとの山に触れてもらう機会を作り、山で遊び、学ぶ活動を通じて日高町の豊かな自然環境の中での学習体験をしてもらいたいものです。

この事業が始まった平成19年度から平成24年度までの日高管内の緑育推進事業実施校には、御坊市・由良町・美浜町・日高川町・印南町・みなべ町がありますが、日高町は実施されないのでしょうか。

町長(松本 秀司)
竹林対策事業につきましては、過去2回榮議員の質問に対し、前町長が答弁していますが、その内容は地域の要望を重視するという主旨のものと理解しており、基本的に私も同様の考えを持っております。

本事業は、平成23年度から28年度まで5年間行われる事業で、実施するには、面積が1000㎡以上、森林所有者の同意を得る事、伐採後広葉樹林化する事、施工後20年間管理する事などが採択基準となっており、また補助金につきましては、1ha150万円以内、2年目以降は50万円以内となっています。

県の補助金だけでは、到底実施出来るものでは無く、残りを全額町が負担することも考えていませんので、当然、地元負担金や個人負担金等が必要となってくるものと考えられます。

採択基準の中にもありますように、森林所有者の同意、また、この様な負担金等の問題もございますので、地域の熱意と要望を聞き、十分協議した上で、また協力の下でなければ事業を実施出来ないと考えています。

次に、シルバー人材センターで竹林伐採をしてもらえば、という質問ですが、町が事業を実施する場合には、工事の安全管理や施工管理等考慮しなければなりません。シルバー人材センター会員にその資格等を取得している方や、安全面等を考慮しますと、経験のある会員が必要となります。

また、シルバー人材センターは民業の圧迫とならない範囲で、臨時的かつ短期的に就業するシステムともなっていますので、この事業の実施は難しいのではないかと考えております。

次に、「紀の国森づくり基金活用事業」の公募事業等についてですが、シルバー人材センターがスタートした場合、就業の場が多くあることは、大変喜ばしいことであり、今後、このような事業等については、関係各課等からシルバー人材センターへ紹介していきたいと考えております。

事業の実施につきましては、理事会の運営方針に従い活動していくことになります。

教育長(玉井 幸吉)
「紀の国緑育推進事業」は、森林・林業教室を実施する学校を支援するための事業であり、毎年、和歌山県教育庁学校教育局学校指導課長から実施希望調査の依頼があります。

県からの依頼を受け、各学校に希望調査を実施していますが、いずれの学校からも実施希望がない旨の回答があり、それを受け県教育委員会へ報告をしています。

学校においては、各教科の授業時間数を確保する中で、学校独自で日高町の自然を生かした体験として、田植え・稲刈り・黒竹体験、また、民間の事業所や公共施設への社会見学・職場体験等、児童・生徒が有意義な学校生活を送れるよう様々な体験活動に取り組んでいます。

また、教育委員会では日高町の自然を生かした事業として、西山での「アサギマダラ観察会」、田杭の磯での「磯観察会」を実施しています。

議員お尋ねの「紀の国緑育推進事業」につきましては、今後、学校からの実施希望があれば、教育委員会として協力をしていきたいと考えています。

榮 茂美
先程の答弁によりますと、「この竹林対策事業の補助金は、1ha150万円以内、2年目以降は50万円以内で、この県の補助金だけでは到底実施できるものではなく、残りを全額町が負担することも考えていない」とのことでした。

この事業は、0.1ha以上から取り組めますが、確かに、業者委託という形で仕事としては、成り立たないかもしれません。儲けがないからです。そこで私は、シルバー人材センターでいかがですかとお尋ねしました。その答弁が、「シルバー人材センターで竹林伐採するとなれば、工事の安全管理や、施工管理等考慮しなければなりません」と言われてます。もう、これは当然のことです。安全管理、もう安全が第一です。当然のことだと私も思います。

   次に、「その資格等を取得している方や、経験のある会員が必要となります」と答弁されましたが、私は、これは疑問に思います。きちんと指導を受ければ、竹林は伐採できます。実際、私自身がボランティアで山に入って竹林伐採しています。淡竹は、、、淡竹とか孟宗竹とか真竹とかありますが、淡竹は切りやすいです。ノコギリも小さく手軽で、山へ入って楽しいです。ところが、この孟宗竹は大きくて、切るのが大変で、でもきちんと指導を受けて、どこを切れば、どう倒れるかとか、皆で本当に協力し合ってやると、これはできます。若い学生も参加してくれますし、女性ももちろん参加してくれます。まあ年配の男性の方が多いですが、、ですから、経験がないと駄目だとか、資格がないと駄目だというような問題じゃないと思います。

   更に、そちらが言われてるのは、「シルバー人材センターは、民業の圧迫とならない範囲で」と言われてますが、この竹林伐採事業は、民業の儲けにならないから大丈夫です。民業の圧迫とはなりません。

   で、更に、「臨時的かつ短期的に就業するシステムで」と言われますが、今回、この紀の国森づくり基金活用事業の公募事業でですが、これを使って、中志賀の薬師山で竹林伐採が行われます。そろそろ作業に取り掛かりますが、来年3月末までに決められた範囲を伐採し終わればいいのですから、例えば雨が降ってるとか、ちょっと風があるとか、お天気の悪い日は作業に行かなくてもいいし、休めますし、そしてまた作業者側も、その日の体調も考慮して取り組むということができますから、作業の負担が大変少ないと考えられます。

そちらがいろいろ言われまして、その最後、結論が「この事業の実施は難しい」と判断されていますが、今、私はそれら一つ一つお答えいたしました。以上の理由で、私は問題はないと考えますが、いかがですか。

町長(松本 秀司)
今、榮議員は中志賀の場合と言われてましたが、中志賀の場合でありましたら、やはり自主的に地区の方々が、その要望してということでありますので、その点については、やはり、そういう形が一番望ましいのではないかということで、思います。

ただ、町がまた主体性を持ってしていく場合には、先程から答弁させていただいたようなことが出てくるということで、やはりそこは慎重に、町としては取り組んで行かなければならないんじゃないか、とは思っております。

榮 茂美
今、先程、地元の要望というお話ございましたよね、中志賀のね。最初の答弁でもありました。地域の要望を重視する姿勢ですね、地域の要望を重視するという主旨の下、まあそうやりたいと。

   そういうことは、私理解できますが、その何をもって地域の要望と言われているのか、お聞きしたいです。私は議員として、町民お一人お一人の声や要望を町政に届けております。地域の要望とは、区長から上がる区のまとまった要望のみを言われているのでしょうか。お答えください。

町長(松本 秀司)
やはり、事業を起こすには、その地域のそれぞれの個々の方が、やはり、こういう所直してほしいとか、そういういろんな要望があると思うんです。しかしですね、町がそれに係わるということは、やはりその区から話が上がってきてからの話になると思うんです。そういうことで、やはり個々の方と、地域の方が一体となって、それをしていくんだという気持ちで上げていただくというのが、本当に一番大事なことではないかと思います。

榮 茂美
個々が区と一体となって要望を上げるのは、理想的な形ですが、個人的な意見とか要望、まあ皆さんいろんな意見とか要望がありますが、これを区で正式に取り上げてもらって、町に届けるといったハードルは大変高いです。区の総会は年1回です。年1回の区の総会を待ち望んで、お話される方もいらっしゃいます。

   区として、まとめて上げるのが一番いいんですが、実際ですね、放置竹林を何とかして欲しいという、現実に町民の声があります。私自身そういう声を受けて、町内を見て回って感じた結論ですが、町は本当に何らかの放置竹林対策をすべきであると、私は感じました。

   その実際、見て回ったり、意見を言われる方の思いを聞かせていただくと、この放置竹林の山ですね、その真端を通る道があります。小道とかね。後また、その放置竹林の山の傍に家とかが建ってますが、その竹林が倒れてきたり、覆い被さったりしたりする等の実害が見られます、、、実際、町も把握されてますが、、、こういった現実がありますから、やはりこの対策は講じていくべきだと思いますが、町長は町内を見て回られて、いかがでしょうか。そういう放置竹林対策をすべきだと感じられておりますか。

町長(松本 秀司)
私も、今回、ここに長として立たせていただいておるわけですが、この選挙というものが、今回、町長選挙という形でありました。その間に、やはり各個々の方々とお会いすることが多くありまして、その中でも、やはりそういう竹林についてとかいうようなことは、私も聞いていません。竹林について、選挙期間中、この間に。

そういうこともありますので、やはり、その地域の中の道路とか、そういう実情あると思うのですが、そういうことについても、やはりその方々、関係者の方々、または地域の区の方々というふうな中で、お話を上げていただいて、そういうことであれば、やはり町としても協力していこうかということになろうかと思います。

   やはり個人の持ち物でありますし、竹林も個人の持ち物でありますし、そういう状況で、その道路とか周りに迷惑掛けられるとか、そういうことであれば、やはりその中で、地域の方々と話合いを持っていただいて、そこからまた上げていただいたら、町としても、それに対しては、協力をしっかりやっていきたいとは思っております。


榮 茂美
しっかりと、そういう声がありましたら、、、あるんですけれども、協力していただきたいと思います。

今回、私は、町内の放置竹林対策として、まだ日高町が利用していないこの県事業、紀の国森づくり基金活用事業を取り上げました。すでに、かつらぎ町とかみなべ町は、この事業を活用されております。是非、活用していただきたいなあと、、、私達課税されてますからね、皆お一人お一人500円をね。それでその税金を使って、どうぞこの事業を有効に使って下さいって言われてるんですから、使うべきだと思います。

最後に教育長にお尋ねしますが、この紀の国緑育推進事業は、次世代の子ども達に、和歌山の森林や樹木を守り育てる心を育んでもらいたいとの県の思いがございます。

先程の教育長の答弁では、1点目、まあ県からの依頼を受け、各学校に伝えたが、実施希望がないと。2点目ですが、各学校では、他の体験活動に取り組んでいる、とのご説明がありました。思うんですが、いくら他の体験活動をしていても、この事業は他と比べるものではないと思います。この緑育事業自体に、私は価値があると思います。学校から希望が出るまで取り組まないといった受け身ではなくて、この事業の価値を認め、推進していくという姿勢があっても良いかと思いますが、どうお考えですか。

教育長(玉井 幸吉)
子ども達に自然体験をさせるということは、大変意義があるというふうに考えています。議員のお話された紀の国緑育推進事業につきましては、森林体験であり、森林学習であります。例えば、間伐材を伐採するとか、その間伐材を利用していろんなことをするとかですね、私自身の今までの中で、その間伐材を使ったウッドバーニングとかっていうふうなことについて、子ども達とともに取り組んだこともあります。ですから、利用する価値はあると思うわけでありますけれども、日高町の自然を活かす中で、例えば、黒竹体験をするとかですね、あるいは熊野古道を散策する中で、ここではこんな自然の中に立派な木があるとかっていうふうなことを自分の目で見て学ぶということが大事だというふうに考えています。

私は、今、先程アサギマダラの観察会ていうことをお話さしていただきましたが、これは日高町独特のものであろうと思いますし、このことについては、各学校にもっと啓発をして、大きく取り上げていきたいというふうな思いを持っています。非常に小さな蝶が何千㎞も飛ぶていうふうな、非常に夢のあるものでありますので、そういう点について、子ども達に啓発をしていき参加、そういう体験活動をしていただく、そんなことは大事じゃないかなあというような思いを持っています。

先程言われた緑育推進事業についても大変大事なことだと思いますが、地域的な面がありまして、日高町の自然の中で、それを活かしていきたいというような思いをしています。


3、「ゴミ減量化の取組みを」

榮 茂美
平成24年度実施の町の事業結果をまとめた冊子「主要施策の成果」があります。それによると、塵芥処理費の決算額は1億3,056万5,000円です。その中、清掃センターでゴミとして処理した可燃物は1,640t、不燃物は250t、合計1,890tになります。年間1,890tの物を、これからも多額の費用を使い、この莫大なトン数をゴミとして焼却・埋め立て処理し続けることは明らかに無理があります。
ゴミ問題に関して、私は昨年3月議会と9月議会で取り上げ意見を述べておりますが、町長の考え方を教えて下さい。

平成23年4月28日に農林水産省より、日高町がバイオマスタウンとして公表されました。同じバイオマスタウンとして公表された他町では、ゴミを資源化して、焼却・埋め立て処分をしない「ゴミゼロ宣言」をしております。ゴミは分別徹底すれば、新たな価値が生まれます。

私が以前取り上げました福岡県大木町ですが、大変興味深いことに「2016年度ゴミゼロ宣言」の前に、2008年に「もったいない宣言」をされています。ゴミとして捨てれば、その処理にお金も掛かります。捨てればゴミ、生かせば資源です。「もったいない」と物を再利用すれば、新たな価値が生まれます。まずは日高町として「もったいない宣言」をして、町民に親しみやすい運動「もったいない運動」を展開されてはいかがでしょうか。バイオマスタウン日高町として、これから具体的にどう取り組んで行かれるのか、町長の考えをお聞きしたい。

次にお聞きしたいことは、以前私が提案しました「町の資源ゴミ回収ステーション」の設置です。ゴミを資源化するためには、身近な所に回収ステーションを設置し、町民の皆様にご利用して頂かねばなりません。どう考えられますか。

先月5月11日(日)、御坊市で「第8回みやこ姫よさこい祭り」が開催され約1万5,000人が来場されたとのことです。人が集まればゴミが出ます。当初、2tのロング車満杯のゴミ処理に悩まされていたイベントでしたが、ボランティア団体「ふるさと倶楽部」さんが会場におけるゴミ分別のPRと支援活動を行った結果、平成24年、25年度と軽トラック半分のゴミ減量化に成功されました。今年26年度は、日高町にある「ワークステーションひだか」さんもこのゴミ分別支援活動に参加され、イベントのゴミ減量化と資源化に貢献されております。

日高町では来月国体リハーサルが開催されます。そして来年は国体本番を迎えます。その他、町内で行われるイベント等において、ゴミ分別のPRと支援活動を展開されてはいかがでしょうか。町長のお考えをお聞きしたい。

町長(松本 秀司)
ゴミ問題に関して、私の考えというご質問でございますが、町のゴミ排出量は、世帯数の増加に比べほほ横ばいの状態となっております。しかしながらごみ処理には例年1億3,000万円から1億4,000万円の費用を要しているのも事実でございます。

私としましては、ゴミの約半分くらいは生ゴミではないかと思っております。そこでバイオマスタウン構想での生ゴミの堆肥化や、従来より行っている小規模環境施設整備事業により、生ごみ処理容器及び電気式生ごみ処理容器の購入補助を活用していただき、ゴミの減量化を図っていきたいと考えております。

次に、町民に親しみやすい運動「もったいない運動」を展開してはどうかとのご提案でございますが、特別運動を展開してという考えはございませんが、ゴミの減量につては、啓発を行っていきたいと思います。

次に、「町の資源ゴミ回収ステーション」の設置についてですが、担当課の方で何度か「ワークステーションひだか」さんと話し合いの場を持っていると聞いております。「ワークステーションひだか」さんの方でも前向きに検討されているとのことですので、協力できる部分は協力させていただきたいと思います。

次に、国体やその他町内で行われるイベント等において、ゴミ分別のPRと支援活動をとのご提案ですが、来月実施する国体リハーサル大会には、「ワークステーションひだか」さんにゴミ分別支援活動として参加いただき、ゴミの減量化と資源化にご協力いただく予定となっており、ボランティア、大会役員、審判員、学生等に配布する弁当のゴミについては、仕出し業者である「Aコープ」さんが回収することとなっております。

   また、その他、町内で行われるイベント等については、各イベントの実行委員会等において、検討していただくようお願いしていきたいと考えております。

榮 茂美
先程も答弁で、町の資源ゴミ回収ステーションの設置については、何度か「ワークステーションひだか」さんと話合いの場を持っているとのこと。町としても、協力できる部分は協力させていただきたいとのことでした。

 次に、ゴミ分別のPRと支援活動については、来月実施する国体リハーサル大会には、「ワークステーションひだか」さんにご協力いただく予定であり、その他、各イベント等においては、実行委員会等において、検討していただくようお願いしていきたいとのご答弁でした。これは、本当、よろしくお願いしたいと思います。

先程の答弁で、松本町長のゴミに対するご認識ですが、「ごみ処理、例年1億3,000万から1億4,000万の費用を要しているのは事実である」と言われました。そのゴミの約半分ぐらいは生ゴミではないかと思っておられるとのことで、そこで、バイオマスタウン構想での生ゴミの堆肥化とか、生ゴミ処理容器等の購入補助の活用でゴミの減量化を図っていきたいとのお考えです。

  この中で、バイオマスタウン構想での、生ゴミの堆肥化の件ですが、もう少し、詳しくお聞きしたいのは、原谷奥で今計画している下水道汚泥などから有機質肥料を製造する肥料工場の件ですが、この先程町長が答弁されたバイオマスタウン構想での生ゴミの堆肥化は将来ここを想定されているのかどうか、お尋ねします。

町長(松本 秀司)
その点につきましては、肥料工場につきましては、原谷の県道の、今、断面勾配を修正する工事も完了して、現在は建設予定地を県道の高さまで上げるため、盛り土をしているところであります。そして、盛り土が終了した時点で、建設工事に掛かるものと聞いております。そういうことで、工場の完成時期については、やはり今しばらく時間が掛かるということであります。

榮 茂美
塵芥処理費の中のし尿処理費ですけれども、決算額3,439万4,000円です。これはクリーンセンターでし尿と汚泥の合計4,345.2kℓをゴミとして処分する金額ですから、早く肥料工場の建設が待たれております。

先程の町長のお話では、この盛り土が終了後、建設の方に掛かられると言われておりますが、まだ私の目から見ると、なかなか進まないのではないかという、ちょっと恐れを感じるのですが、その先程の答弁の中で、生ゴミもそちらの方で処理をされるのか、、、そのお答えがなかったので、、、お答え願えますか。

町長(松本 秀司)
その点についてですが、やはり生ゴミを堆肥化していくということで、やはりそういう取り組みをしていかなければらないということで、生ゴミを循環型資源として堆肥化をしていって、地元の畑や園芸用に還元していくというような取り組みになろうかと思います。

   肥料工場が建設され、事業化が順調に推進された場合には、やはり、その下水道、現在ですね、家庭の下水の中において、家庭のキッチンシンクですかね、キッチンシンクという場所の下に生ゴミを細かく瞬間的に粉砕して、水とともに下水道に排出するディスポーダー装置の普及ということの推進と、引き続きコンポストの啓発に努めていくというような形になっていくと思います。そういうことをすることによって、ゴミの減量を、ゴミを減らしていくということになろうかと思います。

榮 茂美
ゴミに対する認識、町長もゴミの約半分ぐらいは生ゴミだと認識されておりますよね。私もこの生ゴミと下水汚泥ですね、これはもう2つ大きな問題だと思います。ここをきちんと抑えて、手を打って頂きたいと思います。今の説明だと、まあ生ゴミもいつになるのかなあと、、、回収が。そういう町で取り組む回収が。そういうシステムできるのかなあ。ちょっと不安を感じます。

ちょっとここで紹介したいのが、今年4月からですが、岡山県和気町では、家庭から出る生ゴミを分別収集し、町全体で生ゴミを堆肥化する事業を始めました。今、こうした循環型社会の構築が求められています。日高町内の生ゴミをどうするのか、下水汚泥をどうするのか、他のゴミをどうするのかということを、そういった問題に真摯に向き合って、しっかり取り組んで頂きたい。

やり取りしましても、今の段階ではハッキリ言えないと。その肥料工場が出来て、軌道に乗れば、生ゴミも考えていこうというような、そういう答弁でしたが、、、ちょっと(一般質問の)お時間がないので、最後、私ここで一つの提案を、私の方からさせていただきたいのですが、今、その肥料工場の建設を待たれますけれども、まあこれは官民連携しての事業ですね。官民連携して取り組んでますよね。昨年3月議会で町は「日高町バイオマスタウン構想の町の基本的な考え方は、官民連携して取り組む計画である」と言われて取り組まれております。「民」が入っていらっしゃいます。そこに、「学」も入れたらどうかなと。これは考え方なんですけれども、肥料工場、原谷の奥まで各下水処理場の汚泥を運ぶという、まあそういう発想ですよね。下水汚泥を運ぶ、そこまで。そこで集約すると。後そこで将来的には生ゴミも集約して、有機質肥料とか堆肥にしていこうという考えの下進めていると思うのですが。

   一度、発想を転換されて、運ぶのではなく、下水処理場内で有機肥料化してしまうという考え方もありますし、実際、それを取り組んでいる自治体もあります。下水汚泥をその場で資源としていけば、その下水処理場の存在価値も高まります。下水汚泥は、肥料の三大要素であるリン・チッ素・カリウムが豊富に含まれており、資源として価値が高いだけに、この生ゴミの堆肥化と合わせて、やはりこれは取り組んでいくべき課題だと思います。

やはり税金、かなりのお金を使って、ゴミを処理してますから、それを資源化するというのは、大変有意義なことだと思います。今、官民連携して取り組んでいく考えですが、農林水産省の「地域における産学連携支援事業」というものがございます。つまり、下水処理場内で、その端で汚泥を有機肥料化する。生ゴミもその地域から集めて堆肥化する。ロスがないですよね、遠い所まで運ぶという。そこで農産物も作ってしまうという考え方です。これは一つの提案です。実際、町は原谷の奥で、そういう肥料工場を建設しようという形で進んでおられますが、こういう一つの提案も念頭に置いていただきたいと思います。
最後に、このゴミ問題ですね、ゴミの減量化について、松本町長の思いをお聞かせ下さい。

町長(松本 秀司)
今の榮議員の提案も含めまして、やはり今後、ゴミの減量化に向かって、やはりそれに伴って財政が必要となってきますので、できる限りゴミを少なくするために、榮議員の提案も含めまして、十分担当課、また広域行政組合と、そういう皆さん方と相談、また話合いながら進めていきたいと思います。

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