栄茂美 和歌山県日高郡日高町議会議員

日高町の元気な町作りを進めます。

平成28年(2016) 12月議会 一般質問3項目

1、「町のスポーツ振興に対する取り組み」

榮 茂美
スポーツ振興の基本となる法律「スポーツ振興法」が1961年6月16日に制定され、これにより日本では、スポーツを国民一般に広く普及させるための、国および地方公共団体の施策の基本が明らかにされ、その取り組みが推進されてきました。
スポーツとは運動競技の総称ですから、様々な種目があります。教育現場においては、学校体育や運動クラブ等でスポーツを取り入れていますが、卒業した生徒がその後もそのスポーツに励んでいる場合も見かけます。
生涯通じてスポーツに励むことは、健康維持のためにも大変好ましいことです。そのため、学校現場や町内のスポーツ環境を整えていくことは、町にとって大事な取り組みだと思います。
まず、町のスポーツ振興に対する取り組みで、優先順位はあるのか、お尋ねします。また、どういった町の取り組みをされ、その実績等も教えて下さい。
町内の小中学校の体育館やグラウンドを一般解放し、スポーツを通して、町として一般の人達の健康の増進にも努めています。大変良い取り組みですが、昨年度の利用実績で改善すべき点があると感じました。
昨年度の小学校グラウンドの利用回数659回、利用者数1万1,600人に対し、中学校グラウンドの利用回数10回、利用者数221人でした。この中学校グラウンドには、町内で唯一のテニスコート4面ありますが、残念なことに、競技者から敬遠されています。その敬遠される理由は、グランドが整備されていないので競技に不適切とのことです。そうであるなら、日頃そこでクラブ活動に励まなければならない生徒達もかわいそうです。
テニスコートの表面に用いられる素材は様々で、ハード、クレー、グラス、砂入り人工芝の4種類に大別されます。クレーとは土のことで、クレーコートとは土質材料を固めた地面に砂をまいたサーフェスのコートです。日本では、学校の校庭でよく見られる粘土質の地面に真砂土をまいたイエロークレーが一般的です。
ということは、日高中学校グラウンドのテニスコートは、クレーコートとは呼べないもので、普通のグラウンドにテニスネットを張っただけのものではないでしょうか。どう考えますか。
クレーコートの問題点は、管理状態が悪いとボールが不規則バウンド(イレギュラー)するので競技になりません。こうしたクレーコートは、傾斜、凹凸を失くする為、表面を粘土や赤土などでの整備が必要です。特に雨が降った後などは、土が流れ出て、その維持管理にお金も時間もかかります。
今、和歌山県内ほとんどの自治体が、テニスコートは人工芝で整備しています。近隣では、由良町2面、美浜町2面、御坊市4面、日高川町18面、印南町3面、みなべ町3面の人工芝コートがあります。また日高町内、小学校グラウンドには夜間照明が設置されていますが、中学校グラウンドには設置されていません。必要と思いますが、どう考えますか。
テニスコートで人工芝の整備がされていない町、またナイター整備がされていない町は、県内、日高町ぐらいです。今後の整備を強く求めます。どう取り組みますか。
また町内には、社会体育行事の拠点として広く町民、町外の各種団体に利用されている若もの広場があります。ここには、整備が放置されたテニスコートがありますが、今後の取り扱いをどう考えているのか教えて下さい。

教育長(玉井 幸吉)
スポーツは、生活に潤いを与え、心身ともに豊かで健康的な生活を送る上で、非常に大きな役割を担っていると考えております。
昨今の健康志向の高まりもあり、先日、開催いたしました第50回日高町内駅伝競走大会には、過去最多の42チーム、354名の参加がありました。ランニングは、個人の能力に合わせて、誰もが気軽に始められ、継続できるスポーツであります。
町では、この他に野球大会やソフトバレーボール大会、ペタンク大会など開催しております。
「町のスポーツ振興に対する取組で優先順位はあるのか」とのご質問ですが、教育委員会では、老若男女を問わず、競技経験の有無に関わらず、各地区での世代間交流や親睦が図られ、また、健康維持増進のためスポーツを推進しております。
本年度開催しましたスポーツ大会の実績につきましては、少年野球大会2チーム38名、ソフトバレーボール大会10チーム94名、駅伝大会42チーム354名、ペタンク大会は、雨天のため中止となっています。
また、中学校のグラウンドにつきましては、利用回数が少ないとのご指摘ですが、クラブ活動での利用が最優先ということで、申請していただいても、クラブ活動と時間が重なって、うまく折り合いがついていないのが現状であろうと考えます。
テニスコートの状態につきましては、雨などでグラウンドの砂が、流出することもあるそうでございますので、クラブ活動に支障が出ないよう学校とも協議していくようにしたいと思っています。
次に、中学校グラウンドに夜間照明とのご質問でございますが、学校現場では、学校生活やクラブ活動が最優先でございますので、夜間照明が必要との認識はございません。
若もの広場につきましては、昭和55年3月の竣工当時、テニスコートを2面併設していましたが、経年とともに利用される方々も減少し、現状は残念ながらテニスコートとして機能はしていません。
今後の取扱いにつきましては、日高中学校の大規模改修や小学校の統廃合などの諸課題もございますので、財政当局と十分協議をしながら検討していきたいと思います。

榮 茂美
今回、私の質問、町のスポーツ振興に対する取り組みですが、それに対して、ただ今、教育長の答弁の中で、「教育委員会では老若男女を問わず、競技経験の有無にかかわらず、各地区の世代間交流や親睦が図られ、また健康維持増進のため、スポーツ推進しております」とのことです。
スポーツ大会の実績は、少年野球大会、ソフトバレーボール大会、駅伝大会、まあ特に今回、駅伝の競走大会、過去最多の42チーム354名の参加がありました、と紹介されましたが、後ペタンク大会ですね。
この4種類、野球・バレー・駅伝・ペタンクと4種類紹介されましたが、このスポーツを推進している教育委員会としては、どうなんでしょうか、今後、例えば競技種目を広げる考えはありますか。

教育長(玉井 幸吉)
今お答えしました少年野球大会等の件以外にもですけれども、武道館におきましては剣道大会、柔道大会等各種の競技を行っています。それ以外にも、中学校のクラブ活動等においてはですね、いろいろなスポーツについて、それそれの場で大会を行っているというのが現状でございますので、幅広く、いろんな活動に取り組まれているという認識を持っています。

榮 茂美
では、次に町長にお尋ねしたいと思います。今回ですね、町民の方々、特に若い世代の方々から、現松本町長は、スポーツ振興に力を入れてくれると、選挙時、2年前のことになりますが、それを理解し支持していると、私はお聞きしておりますが、実際はどうなんでしょうか、スポーツ振興に力を入れるという、その町長の考え方、教えてください。

町長(松本 秀司)
スポーツに力を入れていくということでございますけれど、やはり子ども達が、児童・生徒が一生懸命クラブに励んで、心身ともに鍛えていってくれているということを見るにかねて、町としてもやはりそれに対してはできることがあれば、やはりそれに対して何らかの形で応援をしていきたいということでは、常に考えています。

榮 茂美
それではですね、テニスコート整備の要望書と署名が、町民の代表から町長に直接手渡されましたが、署名は町内分、町外分、それぞれ何名ありましたか。

町長(松本 秀司)
署名は町内の分が1,111名、日高町外が406名、計1,517名です。

榮 茂美
この町のスポーツ振興に対する取り組みで、様々なスポーツ、町内で大会も開催されてますが、テニスのスポーツ大会は開催できない状態だという思いで、この方々が約1か月ぐらいしかお時間ない中、大変なその署名活動をされたんだなあと、私は受け止めさせてもらったんです。
町外に406名の署名の方がいらっしゃるというのは、私としては、日高町が日常の生活圏の中に入っている、関わっている方々だと理解しておりますから、この方々の思いも大事にしたいと思います。
今回、テニス大会も、日高町でやりたいと、もっとテニスを、コートを整備していただいて、スポーツ振興に是非力入れていただきたいんですという、その要望書、町内1,111名、もう大変な数だと思うのです。
私、今回ちょっとエピソードを聞いたんですけれど、今回5歳の男の子がですね、自分の名前と、まあそれが有効なんかどうか、まあ町長に提出するいうことで、自分の名前と年齢を一生懸命に書いたとお聞きしました。
6歳ぐらいになると、自分の興味のあるスポーツをやり始めますし、テニス導入期も6歳~8歳と言われています。今、錦織 圭選手が世界で活躍しているのをテレビ等で見掛けて、子ども達に大きな夢を与えてくれてると、私は感じました。
今回、大変な数です。町内外合わせて1,517名、それも短期間で、1カ月で集められたこの若い方々のパワーってすごいなあって思いますが、直接それを、町長、要望書とその署名を受け取られて、どう感じましたか。どう受け止められましたか、ご答弁お願いできますか。

町長(松本 秀司)
何ぶんテニスの施設ということで、やはりそのテニス状況とか、テニスをされる方の状況っていうの、今回、要望に来られて、初めて私も聞いたところでございます。
今まで、やはりそういうことが、日高町におきましても、若もの広場にテニスコートを作っていたんですけど、やはり使用者がなくて、そのまま、今日まで来たというところが現状でありますので、始めて今回聞いて、まあそういう方々が居られるということで、やはり若者の皆さんが考えておられるということでありますので、やはりそれなりに、また財政面のこともありますけども、考えていかなければならないということもあります。
それと、署名でありますが、やはり町外の方も居られると、またいろいろ聞いた中では、やはりその署名ていうのも、「これをお願い。これを書いといて。」ていうような、ただ漠然と署名をされてるていうとこも聞いたりしております。まあそういうとこで、私としては、やはりその署名の多さを、署名の量というのは、やはりそれも重要で重いところはあると思うんですけど、やはり一番知りたいのは、どういう、何名の方がテニスをしたいということが、一番知りたかったんで、まあ今回、それなりに直接テニスされる方からお話しを聞けたということで良かったと思っております。

榮 茂美
署名の数は、私としては大変な重みで受け止めています。
私、以前、昔、署名活動をしたこともありますが、そんなにね、書いていただけません。やはり、皆さん立派な考えを持った社会人ですから、自分の考えもあるし、聞いてくるし、その上で書けないとか、中々この署名を集めることは大変なことで、この署名の人数を重く受け止めていただきたいと思います。
それでですね、今回、私も勉強不足だったんで、今回、この若い人達のこの動きがあるまでは、「日高町にはテニスコートが日高中学校に4面あります」と、また、若もの広場に放置されたテニスコートがあり、町長も「もし良かったらそこら辺、自分らで整備してもらって以前のように使ってもうてもいいよ」という考えもお聞きしていたので、「どうですか」というような話もしました。
イレギュラーっていう言葉も私初めてで、本当に勉強不足で、「日高中学校のテニスコートは、テニスコートとは呼べません」と言われました。それで私、実際見に行きました。テニスコートね、普通のグラウンドにネットを張ってるだけなんですよ。
粘土、下に粘土質、この先ほど私、一般質問書を出した時に書いておりますが、粘土質の地面に真砂土を撒いた、イエロークレーコートとも呼べないと。要するにクレーコートとは、土質材料を固めた地面、要するに粘土質とか、そういうものですよね。そういう固めた地面に砂を撒いたサーベスのコートということで、それがクレーコート。
じゃあ日高中学校のあのグラウンドのテニスコートは、クレーコートとも呼べないもので、普通のグラウンドにテニスネットを張っただけのものなのかということで、今回、私、質問書にそのことを質問していますが、教育長、どういう認識ですか。

教育長(玉井 幸吉)
私自身も、そのテニスコートの現状ていうのを見て来ました。様々な中で、いろいろと雨水の流れた後っていうのは、4面のコートの中には、コート外のところにもありますし、コートに少し掛かった部分もあったわけであります。そういう状況の中で、これはやはり整備が必要であるとは思っております。
先ほど、榮議員がおっしゃられた日高町のテニスコートていうのが、普通の土のだけだというふうに言われますが、あそこは真砂土を入れたイエロークレーコートであると認識しております。
ただ、今後の整備の状況につきましては、子ども達にも話を聞きました。そしたら、結局ローラーもあそこには2機ありますし、それから路面を整備するシュロのような感じのあれですね、ハケ、名前はちょっとわかりませんが、そういうものもきちんと整備されています。子ども達の整備の状況みますと、コート内の整備は割合十分されているんですけれども、コート外1mていうんでしょうか、そういうふうな状況の所まではまだ手が届いていない状況でありました。サーブを行う所はコート外でありますし、そういうところが、地面が少し低い状況にあるていう中には、整備をするっていうのは、やはりコート面だけじゃなくて、コートの外、自分達が動き回れる場所というのも整備する必要があると考えていますので、先ほどの答弁の中に、学校と連絡をとりながら進めていきたいというふうにお答えをさせていただきました。

榮 茂美
和歌山県内の整備状況をお伝えしたいんですが、例えば、先ほども質問書の中でも近隣の整備されたテニスコートの状況を、人工芝の状況を紹介させてもらいましたが、その中で、隣の由良町さんは、もう既に、今からですね7年前ですね、ナイター照明設備付きの人工芝テニスコート2面を整備されました。その時、こけら落としとして、町のソフトテニス大会を盛大に開催され、中学生、高校生、また一般男女が多く参加されたそうです。羨ましい限りです。
今回、日高町民からの要望の内容は、既に由良町さんが7年前に整備されたナイター付き人工芝2面という、テニスをする人にとっては最低限の整備の要望です。
和歌山県内、こう見渡しますとですね、日高町よりももっと人口の少ない町、例えば九度山町、人口4,539人、高野町3,250人、古座川町2,869人でも、そういった町でも既にナイター人工芝2面を整備されています。
あとですね、ちょっと驚いたのですが、県内30市町村ありますが、人工芝がないのが、何と日高町と太地町だけです。太地町は何故ないのかなあと思ったら、そうじゃなかったんです。1ランク上のナイター付きのハードコートが6面ありました。きっとプロとかそういう方の誘致をされてるんじゃないかなあと、町による状況も違いますから、でも整備されました。
ということは、和歌山県内、日高町が本当にどれだけ整備が遅れているのか、と私今回認識して大変ショックを受けてるんですが、町長どうですか、今の県内の様子、私紹介しましたが、どうお感じになりますか。

町長(松本 秀司)
榮議員の、まあ県内の状況とか今聞いたんですけど、やはりその町々、市町におきましては、やはり特色ある施策、またスポーツについて、全てのスポーツじゃなくて、やはりそういう形で取り組んでるところもあります。
まあ日高町は日高町で、今、太地町ですね、日高町にはないということでありますけど、逆に言うたら、地籍調査なんかは、完全にやってるのは、日高町と太地町、まあそういうところもあります。やはりそれによって、人口が増えてるというとこもあります。そういうこともありますんで、やはりいろんな市町におきましては、その取り組みということありますので、今回、まあ私も要望ということで、初めて若い方のお話しを聞いて、今回初めて聞いたわけですけど、やはり今後は、それについて、また検討していきたいと思います。

榮 茂美
今回、私思ったのですが、テニス人口は多いんじゃないかと。
議員になってもう6年ですが、この6年間、「テニスする所ありますか?」って、以前聞いたことあって、ああ、日高川町、「川辺テニスコートありますよ。」って言うんですよ。日高町一応中学校にありますが、皆さん敬遠されてた理由が今回わかったんです。
では、日高町内のテニスをされる方々がどこでやってるのかと。日高町内でできないんですから。日高中学校は敬遠してます。あのグラウンドは。あそこは大会もできないところですし、町内で大会ができないっていうのもね、寂しいんですけれども。
親が、例えば子どもがやりたい時に、川辺のテニスコートまで送り迎えするそうなんですよ。片道まあ20~30分かけて。子ども達にスポーツのいい環境があそこにあるので。まして18面ありますもんね。まあ近隣でもあります。
先ほど言いました、由良町近いですが、由良町さんが使ってるんでね、そこを日高町の住民がなかなか貸してくださいいうことで、その中に入らせていただけない。ところが、日高川町18面あるので、日高川町へ皆さん行かれているみたいです。
そうするとですね、日頃スポーツ、町内でやりたいと思ったとしても、働いてる方々、社会人の方ですね、仕事が終わって、日高川町、川辺テニスコートまで片道20~30分かけて、往復1時間ですよね。1時間もあれば、もうスポーツできますよね。向こうでやって帰ってくる。
どうして日高町にテニスコートがないんだっていう、この疑問を、今回、一度、町長に直接訴えたいということで、私思ったんですが、現松本町長に期待されているのではないかと、これだけの署名集めて、後、任期も1年半ですか、実現して欲しいと。
今回のこのやり取りも、きっと若い方々大変注目されていると思いますし、期待もされていると思います。
で、この第五次日高町長期総合計画があります。その中にですね、計画の体系の中で、基本計画があります。基本計画の中に第4章、「人が輝き文化がかおるひだか」ということで、生涯スポーツが載っています。こういうのを見させていただくと、「ああ、夢溢れる日高町の町づくりを進めるんだなあ」と、今後。
いろいろと素晴らしい施策とか、その目標設定もされていますが、こういうことも含めてですね、町民の方々のそういう活力あふれる「スポーツで町おこししたいんだ、町長お願いします」と言って、今回、町長に託されたということで、町長の思いを聞きたいと思いますし、この長期総合計画に沿って本気でやる気なのかどうかをお聞きしたいと思います。

町長(松本 秀司)
この間の要望を聞いたわけで、初めてやはり聞いたわけですけど、やはりそういう中で、やはり今後、やはり物事って順番がありますので、先ほど教育長の答弁にござましたが、やはり今後、日高中学校の大規模改修、また小学校の統廃合、そういう多額の費用を要する課題というものがございます。これも榮さんもよくご存知だと思います。
まあそういうことでありますので、私といたしましても、今後、財政状況を考慮しながら、教育委員会と十分協議していきたいと考えております。

榮 茂美
今、費用のことを言われましたが、私は費用は言い訳にできないと思うんですよ。
その必要なものっていうのは、予算っていうのは、上手なやりくりで、他の見直すべき所を見直して捻出していけばいいことであって、私としては、日高町、7年前にもう由良町さん、ナイター照明付きの人工芝テニスコート2面、もうそこで最後じゃなかったんですか、県内で、ほとんど。日高町以外でですが。
私、このぐらいの整備を、日高町内で予算が組めないような町ではないと思います。
予算じゃなくて、私は町長の熱い思いを、スポーツ振興に対する熱い思いを、2年半前の町長選に若い人達に訴えたと思うんですが。
最後にですね、皆さん期待されているんですから、最後、その予算で言い訳するんじゃなくて、ご自身の熱い思いを最後の答弁でお願いします。

町長(松本 秀司)
やはり、そのスポーツを振興していく、そういうことは、私も思っております。
ただ、やはり教育委員会と、先ほどもお話ししましたように、そういう当面の、すぐ喫緊の課題がございますので、それもやはり考えていかなければならないと思います。
また、今後はやはり、今現在、ある中で、できるのであればそういう形で取り組んではいきたいと思いますけど、やはり順番がありますので、そういうことをやはり榮議員にも考えていただきたいと思います。
十分、やはり教育委員会と検討しながら、取り組んでいきたいと思っております。


2、「町の温泉資源を活用した地域戦略はあるのか」

榮 茂美
昨年度の温泉館費の歳出額5262万9,515円から、歳入額2,943万757円を引くと、2,319万8,758円の赤字運営になります。このままの運営では、今後も毎年2,000万円前後の赤字は続いていくのではないかと思いますが、どう考ますか。
こうした状況下でも、町の経営にこだわる理由を教えて下さい。
これが、もし民間経営であれば、大変な危機感を持って、こうした施設は手放すか閉鎖すると思われます。町の経営では、こうした危機感はないのでしょうか、お尋ねします。
平成12年度のオープン当初からの入館者数を毎年集計してきて、今後の推移をどのように分析されていますか。
さて入館者の中で苦情があるのは、入浴者の送迎同伴者です。温泉館への公共交通手段はありません。車を運転できない人は、タクシーを頼むか、車での送迎を誰かに頼むしかありません。しかし、今の町の条例では、入浴しなくても入館だけで入浴料金を取りますから、送迎だけの同伴者も入館料を払うことになります。
例えば、館内の保育園児の絵画展示を見に行くだけでも入館料を取るということに、地域に開かれた施設というイメージには程遠いものを感じます。
入浴する人から入浴料を取るという条例に変えるべきです。そして、車での送迎同伴者も同じ館内で安心して待っていただけるよう配慮すべきだと思いますが、どう考えますか。
さて、温泉館内にある食堂運営にも問題があります。昨年7月に食堂が再開しましたが、今、全て町の支援で経営を続けています。今後3年から5年、この食堂経営を支援すると町は言われ、昨年6月補正予算で670万円、今年3月の一般会計予算でも298万7,000円の補助金の支援が続いています。この食堂は商売ではなくて、ボランティア運営なのでしょうか、町の考え方を教えて下さい。
食堂経営で、お客に提供する料理を作るのに必要な電気、ガス、水道代くらいは経営者に出してもらうのが常識だと思いますが、町の考え方を教えて下さい。
食堂再開して早1年半になろうとしています。あと1年半から3年半後には町の支援はなくなる予定ですが、その時、万一、経営不振でこの食堂運営グループが撤退した場合、違約金は発生しますか。また、今まで投入した町の支援金は、全く無駄となりますが、その時、誰が責任を取るのでしょうか、教えて下さい。
以前から私は、こうした施設の運営は町には向いていないので、活力生む民間委託や指定管理者制度の導入、あるいは民間売却を要望していますが、いったい町は今後、この温泉館をどのように運営しようと考えているのか教えて下さい。
町の総合戦略の中で、この温泉資源をどう捉えているのか、また、この温泉資源を活用した町の地域戦略はあるのか、教えて下さい。

町長(松本 秀司)
議員ご指摘のように、昨年度は食堂再開のための費用や修繕費がかさみ歳出が大きくふくらみました。
今後につきましても、施設の老朽化による修繕など経費がかさむ事も懸念されますが、出来るだけ節減を図りながら、運営に努めてまいります。
また、入館者数ですが、今年度においては、昨年度とほぼ同数で推移しておりますが、更なる入館者の獲得のため、保育園児の絵画展示など新たな試みを実施し、町民の方により多くご利用してもらいたいと考えています。
入浴をしない入館者を無料にとのことですが、条例制定時にも問題となり検討した結果、混雑時など入館者と入浴者を区別できないとのことで、現在の条例となった経緯があります。そのため条例改正については、現在のところ考えていません。
温泉館に来られた方は、是非、入浴までしていただけますようお願いします。
次に、食堂運営の補助金についてでございますが、町内産の農水産物を利用した食品を提供また販売し、食材をPRすることで、一次産業の振興に努め当町の魅力を発信することを目的としています。
本年度は298万7,000円の補助金を当初予算において計上しておりましたが、利益が出ればその分は支出いたしません。
現在は経営も安定してきていると聞いており、補助金額も相当額減額できるものと期待しております。
今後の経営については、補助金がなくなった後でも運営していただきたいと考えておりますが、「みちしお会」が主体性をもって行うことですので、現在の状況で撤退などについては、答弁を控えさせていただきます。
温泉館の民間委託・指定管理の検討ですが、以前にも答弁させていただいたとおり、海の里検討委員会の結果を重んじ、今後の温泉館の運営に活かしてまいりたいと考えております。
総合戦略の中で温泉館だけの数値目標を示してはいませんが、年間約5万人が利用される施設であり、周辺への波及効果も考えますと日高町にとって最も重要な観光資源であります。
その資源を活かし関係機関と連携し、更なる地域の振興と活性化を図ってまいりたいと考えております。

榮 茂美
食堂運営についてですが、昨年7月に食堂が再開され、今まで町の支援金が、昨年度と今年度を合わすと968万7,000円、つまり約1,000万円になります。
今後ですが、当初の話では、最長で後、約3年半ですね。町は支援するとのことでしたから、更に後、約1,000万円程ですね、町のお金が必要となります。
そういうことで、私は懸念していたんですが、先ほどの答弁の中で「本年度は298万7,000円の補助金を当初予算において計上しておりますが、利益が出ればその分は支出いたしません。現在は経営も安定してきていると聞いており、補助金額も相当額減額できるものと期待しております」との答弁でした。まあ、相当額減額できるんじゃないかと。私、今回初めてそういうようなことをお聞きして、「ああ、そうなんだ。」と。
今後、町の補助金の歳出が減っていくのかなあって。じゃあ今後、更に最悪約1,000万の歳出はないのかなあという期待感があるんですが、この相当額というのは、大変曖昧な言い方で、ちょっと理解しにくいんですが、相当額、一般に言えば、かなりの額との表現ですよね。減額、だからどのぐらいなんか、減額は当初予算のどのぐらい、まあ半分以上とか、もう少し、この相当額という、そのイメージですが、教えていただけますか。どのぐらいを見込んでいるのですか、減額を。

産業建設課長(羽山 嘉一)
去年の決算、去年度の決算でも70万円程の不用額がありました。
それと、今年ですけども、現在のところ、去年と同じぐらい、年越えて3カ月、同じぐらいの収入があったとしたらですけども、約100万ちょっとぐらいの赤字で済むと思います。光熱水位費と館の賃貸料、それと警備の負担金、それを全て合わせて298万7,000円ですけども、光熱水費をほぼ賄えるぐらいの利益が出ると考えております。

榮 茂美
この方々、本当にね頑張っていると思うんですよ。私も時々行って食べたり、館内見たり、心配で行くんですが、そちらの答弁では、現在は経営も安定してきているという判断ですが、本当にそうなのかなあと、心配しているところです。
その中で、私が懸念するのは、補助金が、後、最長で約3年半後、まったく町の補助金がなくなった後のこと、本当にこの食堂が継続できるのかという心配です。
だから町がお金だけじゃなくて、もっとこう支援ですね、町長どうなんでしょうか。昨年、食堂再開の時は食べに行かれて、新聞にも大きく出ましたが、その後、食べに行かれて、何かアドバイス等とか、また心配なこととか、今後の事、何か感じられていることを、発言お願いします。

町長(松本 秀司)
やはり、その食堂がやはり、昨年まではなかったわけで、そのデメリットていうのは、やはり大きかったと思いますので、昨年から取り組んで始めたわけですけど、やはりそういう形で、皆さん、町内の、また素人の皆さんから始まったわけでありますので、やはり3年、またその程度、やはり皆さんに頑張っていただくということで、私も期待しているわけですけど、やはり、まあその中で、食堂については、やはりその運営されてるみちしおの皆さんが頑張っておられるので、私からそれについて、いろいろと言うようなことはありません。

榮 茂美
温泉館は町の施設ですし、町のトップは町長ですので、補助金も出しておりますし、私はもっと何て言うのかなあ、激励というか、食べに行かれてもっとアドバイスとか、もっと他にできることはないのかと。
ソフト対策ですね。ハード面で、お金だけの支援じゃなくて、本当に何かできることはないのかと、もっと考えていただきたいと思うんですよ。
私、今回質問書の中で、最悪の場合ですが、経営不振で、最後この運営グループが撤退しないといけないということになった時、そういう時は違約金は発生しますかという質問してます。そちらで文章で何か取り決めがあると思うのですが、そのお答えと、もう1つですね、最長5年間の支援が続くことになるんですが、去年から。町の支援をそれだけやって、もし撤退となったら、一体誰がこれ責任を取るのかっていうことですね。責任を感じるのかっていうか。感じてもらいたいと思うんですが。この2点、この一般質問書、最初出しましたが、そのご答弁、この中に入っていないので、お願いします。

町長(松本 秀司)
やはり、運営とか、いうについては、やはり委託してる日高町の振興株式会社の皆さんも頑張っていただいておりますし、また町の担当課の方でも、やはり普段は連携を密にしながら、いろんな形で集客をどういうふうにするかということで、皆さん、考えてやってくれております。違約金については、産業建設課長の方から答弁をいたします。

産業建設課長(羽山 嘉一)
違約金については、考えておりません。ただ、今の状況でいくと、館の使用料、後、警備の負担金、これは民間の施設が入ってもらえなかった、何回か募集したんですけども、入ってもらえなかった。やっぱり相乗効果があると思うんです。温泉館、入浴者が食堂を利用する。食堂があるから温泉館へも来る。ですから、多少の赤字でも温泉館にとってはプラスになっていると思います。

榮 茂美
私、民間の活力も活用していただきたいと、以前からずっといろいろと提案させてもらっていますが、今、町の運営ですから、この条例の縛りもあります。
今回、質問書の中で取り上げましたが、送迎だけの同伴者も入館料を払うということ。館内で今、保育園児の絵画展示をしていますが、それを見に行くだけでも入館料を取るということ。町の施設ですのに、町の施設というのは地域に開かれた施設ですから、そこへ行って町内の方々が楽しく過ごし、入浴する方は入浴料金を払って、入浴するというのが、常識じゃないかと、それが当たり前じゃないのかと思ったんですが、先ほどの答弁の中で、「混雑時など、入館者と入浴者を区別できない」とのことで、この条例になったと。
混雑時、入館者と入浴者を区別できないとのことで、この条例改正も現在のところ考えていないということですが、これは、要するに、町の施設ですが、入浴料を払わずに入浴する人が出てくるであろうと、そういうことを考えているということですか。

町長(松本 秀司)
保育所の展示ですね。やはりそこで、そうやって、子どもの、子どもさんのやはり絵画を見ながら、本当にたまに行ったら、そこでゆっくり温泉へ浸かっていただきたいというようなことで、やはり展示をしているところがあります。やはり展示だけであれば、ふれあい祭りとか、そういう時にも展示をしておりますので、その意図っていう形でやはり考えていただきたいと思います。
それともう1個、混雑時の、その点については、産業建設課長の方から答弁いたします。

産業建設課長(羽山 嘉一)
温泉館条例つくる時にも、そういう話はあったそうですけども、やはり温泉館というのは冷暖房施設の完備された施設で、ただ夏場の海水浴に来ただけか、シャワーを浴びてロビーでくつろぐ、その客と温泉へ入る客とを区別できないっていうことで、こういうふうになったと聞いております。

榮 茂美
例えば、家族で入館するというパターンですが、家族の中で女性の場合、時として入浴できない事情があります。この館内で、家族一緒に過ごしたいというお客様の要望にも、配慮の欠けた対応であると思います。こうしたことが条例で縛られる、町の運営ではこういうことが起きるんだなあと思うんですが、私は、町の運営での限界を、最初から、6年前から、ずっと言い続けています。
確認をしたいんですが、私は限界感じるから、民間の力を借りてはいかがですかと何回も今までも質問してきました、検討する考えはありますかと。
今回の答弁書に、「温泉館の民間委託指定管理の検討ですが、以前にも答弁させていただいたとおり、海の里検討委員会の結果を重んじ、今後の温泉館の運営に活かしてまいりたいと考えております。」と答弁されました。毎回毎回、ずっとこの6年間同じ答弁です。私も毎回、同じ質問をしても意味がないと思うので、今回は、確認をしたいんです。
松本町長の施策の方針、路線ですね、それは、今の形態、町の運営で、今後も頑張るんだという路線ですか。

町長(松本 秀司)
これはやはり、執行部と議会の方の特別委員会の中で、やはりこの運営形態ていうのは、やはり両方で一致してそういう形で取り組んできてるんですけれど、やはりそういうこともありますし、現在は、食堂ですね、食堂もみちしお会という皆さんが、やはり一生懸命頑張って、温泉の集客の一つとして高めていっていただいておりますので、やはり現状におきましては、それをやっぱり私も期待しておりますし、何らの形で、やはり日高町の温泉館を町外から来ていただいて、町内の方でもそうですけども、やはりそういうことで、普段常に頭を巡らせながら、どういうふうな形でやっていったらええかということ常に考えておりますので、やはりある程度、やはり時間をいただきたいと思っております。

榮 茂美
私、今回の質問なんですが、この町の温泉資源を活用した地域戦略はあるのかという質問で、「この温泉資源をどう捉えているのか、またこの温泉資源を活用した町の地域戦略はあるのか教えてください」と質問してますが、そちらの答弁書、総合戦略の中で温泉館は、日高町にとって最も重要な観光資源であると認識されてるのは、私はわかりますが、「その資源を活かし、関係機関と連携し、更なる地域の振興と活性化を図ってまいりたいと考えております」と。
もうこれだけなんですよね、今回の答弁書が。大変残念な思いをしています。要するに、とても漠然とした曖昧な表現なんで。具体的なアクションプランの提示がないんですよ。
今後、具体的な町のアクションプランの作成を望みますが、どうですか、町長。

町長(松本 秀司)
はい、今のところ、もうやはり、これまでもやってきたんですけども、なかなか?がらないというとこもありますけれど、やはりそういうことを言うておってもやっぱり仕方ないんで、前を向いて、一生懸命、担当課また株式会社、日高振興株式会社ですね、まあそれとかやはり、保育所のそういう、町民の皆さんになるべく入っていただけるような施策、そういう利用していただけるように、そういうこともしておりますので、やはり総合的に、できる限り、やはり赤字を出さないようにやはり頑張っていきたいと思いますので、議員の榮議員もその辺、ご協力よろしくお願いしときます。


3、「町のおもてなしトイレ」

榮 茂美
和歌山県は、観光客増を目指し、また昨年は国体の開催もあって、今も「和歌山おもてなしトイレ大作戦」に力を入れております。
公衆トイレは観光客にとって、その地の印象を左右する大きな要素であると考えますが、日高町はどう考えていますか。
町のおもてなしトイレをどう考えていますか。
日高町の公衆トイレは、約10カ所あります。特に、町のイベント開催時前後の公衆トイレの清掃管理には、気を付けるべきではないでしょうか。
私は、町の公衆トイレの清掃管理について、約半年間、町に要望してきましたが改善されません。何が問題でどう解決していくつもりなのか、教えて下さい。

町長(松本 秀司)
議員ご指摘のとおり公衆トイレは、観光客にとって印象を左右する大きな要素であると私も同感です。
日高町では、他市町村に先駆けて、ウォシュレット、温水便座の設置やオストメイトの設置を積極的に行ってきたところです。
町の公衆トイレについては、地域の要望を受け町が整備した施設ですが、維持管理については地域の方々によって行われております。
施設や便器の汚れ具合など不特定多数の利用者が多い中、公衆トイレごとの使用頻度の違いもあり、清掃の方法や回数などは地域の方々にお任せしております。
地域の方々にはご苦労をおかけすると思いますが、清掃のさらなる改善をお願いしていきたいと考えております。

榮 茂美
今回の私の質問は、「町の公衆トイレの清掃管理について、何が問題で、どう解決していくつもりなのか教えて下さい」というものですが、今の答弁では、「公衆トイレの清掃は、地域の方々にお任せしております」と。
で、「地域の方々にはご苦労をお掛けすると思いますが、清掃の更なる改善をお願いしていきたいと考えております。」という答弁でした。
地域の方々にお任せし、お願いするだけで改善する問題なら、もう既に解決しております。
今回、答弁で、「地域の方々に清掃の更なるお願いをしていきたい」と。
もうこれでは町が、ただお願いするばっかりで、町として、対応策がないというか、そういうものを感じました。
私は何か背景があると思うのです。町の公衆トイレの清掃管理を長年、本当にご苦労様なことで、私は感謝してますが、町からボランティアで頼んでます。
町からボランティアで頼まれてる各地域のボランティアの方々の事情が変わってきたのではないかと考えるんです。
例えば、トイレ掃除のボランティアの方々が高齢化しているのではないか。また、その後、引継ぎをしたいけれども、引き継いでもらう方がいらっしゃらないのではないかと、そういった事情を考えるんです。
どうですか、お時間ないんで、最後に町長的確にお答えいただきたいんです。
今回の答弁書、町民の方に善意でお願いばかりするだけの町の対応で、いいんでしょうか。

町長(松本 秀司)
やはりこの公衆トイレというのは、地元の要望もあり、また町内の方また町外の皆さんが快適に使っていただくというのは、そういうために、やはり地域の方へ町も施設として整備したわけであります。
その前提の中では、地域の皆さんがやはり、先ほどからもお話しさせていただいてますように、地域の方々がやっぱり特にそういう形で清掃、またいろんな形でしていただくというのが、一番ベターだと思っております。

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