栄茂美 和歌山県日高郡日高町議会議員

日高町の元気な町作りを進めます。

平成24年(2012) 6月議会 一般質問4項目

1、「民間活力の導入を」


榮 茂美
民間活力の導入を。その内容を述べます。
日高町の、2つの町直営施設の運営についてお尋ねします。
1、保育所。町内3保育所の更なる保育内容の充実を、強く要望いたします。昨年3月議会の町長答弁で「多様化する保育ニーズに対応したサービスが求められており、一層の充実を図るうえで、柔軟に対応できる民間活力の活用が必要である」との認識を示されました。今、住民の生活スタイルは大きく変わり、土曜・日曜・祝日も保育を必要とする保護者も多い。町内の保育所の土曜保育は、昼12時で終了します。この保育に本当に意味があるのか、疑問を感じます。土曜日の昼12時に、保育所へ子どもを迎えに行く保護者で「本当に助かっています」といった声でもあるのかどうか、お聞きしたい。民間の活力が必要との考えなら、早期導入すべきです。それが、いつまで経ってもできないのなら、この町営で早期改善すべきです。例えば、各保育所で行なっている今の(子ども達の人数もそんなに多くない)土曜半日保育を、1カ所の保育所に集めて全日保育にすればどうか。また、3歳未満保育の場合、保護者による子どもの送迎が必要ですが、働く保護者にとって、地理的に遠い内原保育所は大変不便です。3歳未満保育は、地理的に便利な志賀保育所の1カ所で行なえばどうでしょうか。
本当に保育が必要とされる方々に、質の良いサービスを提供することが、保育所本来のあるべき姿です。町長の考えは。
2、温泉館「海の里 みちしおの湯」。町長は、昨年度3月議会終了後に、温泉館「海の里みちしおの湯」運営検討委員会を設置いたしました。そして「過去に持った検討委員会でも指摘された指定管理も視野に入れ、今後の方向性を見いだしたい」と言われました。この1年間の検討委員会の報告を受けて、その方向性は見いだせたのかどうかお尋ねします。
温泉館運営改善の大きなポイントとして、「集客」と「人件費の削減」がありましたが、この安易な人員削減に、無理があったのではないか。今まで必要だと思われていた人員を削減して、これから夏場に増加する多くの入館者に対応できるのか不安を感じます。またこの削減した人数では、閉館後の風呂掃除が追いつかない状態になっています。入館者を増やすといった「集客」に力を入れるのであれば、それに対応する人員を削減することは好ましくないはずです。町長は、どうお考えですか。
集客力は、民間活力の導入が必要だと私は思います。町長はどう判断されているのかお聞きしたい。もし、これからも町営で運営していく方向であるなら、この「集客」に対し、すでに、いくつかの具体案の実現があってもよいのではないか。例えば、一般高齢者対象の介護予防事業の健康教室や運動教室を、(あとで入浴も楽しんでもらう)温泉館施設を使っての実施。高齢者の居場所作りとして、温泉館の和室でサロンの開催。公民館出張教室として、温泉館の研修室で「みちしおの湯教室」の開催。町内の各種自主サークルから利用方法のアイデアを頂き実施する、といったことも考えられます。町長はこの1年間の検討委員会の意見を受け、今どのように考えていますか。
議長(天満 滋明)
1、「民間活力の導入を」その1点目、「保育所」の答弁を願います。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
土曜日保育についてのご質問ですが、本年度保育所に入所申込みのあった保護者の方にアンケート調査を実施いたしました。
その中で「保育時間について」の質問では、約73パーセントの方が満足、ほぼ満足という回答であり、普通という回答を加えると、約89パーセントの保護者の方には、おおむねご満足いただいていると受け止めております。しかしながら「今後充実してほしい保育サービス」には休日保育や土曜日の1日保育を希望する意見もあったのは事実であり、保護者の方の勤務形態の多様化等が背景にあるように考えております。
保護者のニーズに対応すべく、本年度においても臨時保育士の増員を図ってまいりましたが、休日保育や土曜日の1日保育、また3月の卒園式から4月の入園式までの期間における保育等々、保護者のニーズは多岐にわたっており、これら様々なニーズにすべて対応するには、現状の人員、勤務形態の中では非常に困難であることをご理解いただきたいと存じます。
一方、議員ご指摘の『1カ所の保育所に集めて全日保育にすればどうか。』という点についてですが、本年度は内原・志賀の各保育所において、土曜日保育は約20名ずつのお子さんが利用されております。1カ所の保育所に集めて保育を行うということになりますと、どちらかの保育所に通われているお子さんは、普段通っている場所も保育士も変わることとなり、お子さんにとっては著しく環境が変わり、ストレスを感じさせる懸念がありますので、このご意見には賛同しかねます。
次に、『3歳未満保育は、地理的に便利な志賀保育所の1カ所で行なえばどうでしょうか。』というご指摘でございますが、議員もご承知のとおり、保育所の入所申込みにおいては、平成9年の児童福祉法等の一部を改正する法律により、従来の市町村による措置(行政処分)により、保育所の入所が決定される仕組みから、利用者自身が保育所を選択し、入所の申し込みができる仕組みに改正されております。さらにこの法改正に伴い、平成9年の厚生省児童家庭局長通知では、『入所を希望する保育所への受入が可能である場合には、当該保育所に入所させること。』と明記されており、定員を超える場合を除き、町では入所する保育所を指定することは出来ず、保護者の入所申込みに基づき入所の承諾を行っております。保育所の選択制により、保護者の方には、通勤の際に送迎しやすい保育所や、保育の内容・サービス等により広域入所の利用も含め保育所の選択が可能となっております。
現在は、次世代育成支援対策地域行動計画後期計画に基づき、乳児保育、一時保育、病児病後児保育、延長保育等を実施しており、それぞれ十分に効果を発揮しているものと考えておりますが、今後も保護者のニーズの把握に努め、質の良いサービスを提供できるよう努力していきたいと考えております。
以上です。

榮 茂美
私の今回の質問は、現状の保育内容の改善を求めているのです。それに対し、町長は長々と、今の経営では改善できないと説明されました。
で、あるからこそ、私は今回も民間活力の導入を強く求めているのです。それに対しての明確な町長答弁がない。残念です。保育に本当に困っている方々のために、町長は民間活力の導入で解決する気はあるのかないのかです。
明確にお答えください。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
保育所の入所申込みに合わせて、保育に関するアンケート調査を実施しています。アンケート調査では、申込みのあった保護者213名の内から183名の方に回答をいただき、率にして86%の回答となっています。アンケートでは、保育所の民営化についてお聞きしており、民営化に反対は15.8%、民営化に賛成は10.9%に対し、どちらでも良いは70.5%と、保護者の皆様は保育所の民営化に対し、不安視されていないと感じております。多様化する保育ニーズに柔軟にかつスピーディに対応するには、民間活力の活用が必要であるという、私の考えは変わっておらず、まあ先程も申し上げましたとおり、今後も保護者のニーズの把握に努め、民間活力の導入も検討しながら、質の高いサービスを提供していきたいと考えているところでございます。

榮 茂美
次、お願いします。
議長(天満 滋明)
その2点目、「温泉館『「海の里 みちしおの湯』」の答弁を願います。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
温泉館「海の里」運営検討委員会につきましては、議員の皆様方にも参加していただき、慎重に協議していただいてる最中ですので、私といたしましては最終的な報告が出されるのを待ちたいと考えています。
人員の削減ですが、勤務時間、ローテーションの見直し等を行い効率的に運営しているところあり、夏期シーズンについては、増員を予定しています。
また、集客方法についてですが、これも現在検討委員会で協議していたいてるところでございます。

榮 茂美
この、みちしおの湯施設の閉館後に行われていた風呂場内の清掃業務委託を最近取り止められてから現在、風呂場内の清掃管理が正常に維持できておりません。この問題をどうされますか。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
清掃を維持されてないというご質問ですけども、私は、現在はちゃんとされてるという認識を持っております。
以上です。

榮 茂美
その件ですが、現場に行かれましたか。実際、私、現場でお聞きしましたし、どういうふうな状態になったかという写真も見せていただきました。大変汚れています。やはり、今まで委託していた、その清掃業務を取り止めるというのは、臨時職員にさせるということで止められたのかもわかりませんが、臨時職員では間に合わないというか、薬品も使います。やはり、大変な作業だということで、追いつかないという現場の声しっかり聞かさせてもらってますし、お客様からの声も私は頂きました。もうちょっと町長勉強してください。
次、質問なんですけれども、町長は現在行われている温泉館「海の里」運営検討委員会の最終的な報告が出されるのを待ちたいと言われました。それは何年先を目途にした、今の発言でしょうか。昨年度初めに設置した委員会です。来年度で2年間も検討することになります。その時になって、やっと町長は結論を出して、それから何らかの手を打たれるおつもりですか。それだとやることがあまりに遅い。施策にまったくスピード感がないと私は申し上げたい。今の町経営では、長年続いているこの赤字運営が改善できないのなら、早期に民間活力の導入を図るべきです。町長にその考えはありますか。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
前段の質問の中で、風呂の汚れてる云々につきましては、私も4月に担当課の方から報告を受けて、早急にそのようなこと解消できんのかということで、担当課の方にも研究していただいて、すぐ薬品で清掃したところ、綺麗になり、現状は、見てくれてないんかと思うんですけど、もう本当に元に戻って美しくなっていますよ。それを先もって言っときます。
それから、この今現時点では、検討委員会に本当にご苦労を掛けておるわけでございますけども、現時点も検討していただいてる最中でございますので、この件については、私は検討委員会の意見を尊重して対応してまいりたいと考えているところでございます。



2、「『ご意見箱』の活用を」


榮 茂美
昨年3月議会で町長は「ご意見箱にお寄せいただいたご意見・ご提言は、私が拝見させていただくとともに各担当課に回付し、予算編成や事業計画の見直しなど、今後の行政運営の参考にさせていただくとともに、回答には速やかに対応してまいりたい。ご意見とその回答の公開は、広報ひだかやホームページ等を考えている」と答弁されました。「ご意見箱」が、役場・公民館・ふれあいセンター・温泉館といった日高町の公共施設内に設置されて1年以上になります。いまだに、そのご意見とその回答は、公開されておりません。投函された方々は、回答を待っておられます。投函される数は、そんなに多くはないと思われます。すぐに回答して対応していくべきではないでしょうか。そして、公開は本当にされるつもりですか。
昨年12月議会の町長答弁で「回答については、適宜、対応したいと考えているので、ご意見等をいただいた方の住所・氏名等の記入欄を記入用紙にもうけている」とのことでした。わざわざ住所・氏名・電話番号を記入し、返事を待っている方々の思いにこたえた対応はされたのか、お聞きしたい。そもそも、このご意見用紙に、記名の欄を設けられた意味が知りたい。本当に、記名・無記名に意味があるのでしょうか、お答えいただきたい。
町長(中 善夫)
   お答えいたします。
昨年、議員より「ご意見箱」の設置について提案いただき、役場、公民館、ふれあいセンター、温泉館等の公共施設内に設置をしており、現在までにお寄せいただいたご意見は、総数60件でございます。
この内訳は、温泉館に関すること54件、町民プールに関すること1件、学校歯科医に関すること1件、道路に関すること1件、ゴミの焼却に関すること1件、防災無線に関すること1件、その他1件となっています。
温泉館に関するご意見がほとんどで、その中身につきましても、温泉に入った感想や設備・備品に関する感想・苦言が大多数を占めており、早急に改善できるところは対処しており、回答を求めておられる内容ではありませんでした。
このように「ご意見箱」にお寄せいただいたご意見・ご提言は、私が拝見させていただき、かつ担当課へ回付して、予算編成や事業実施の計画や改善など、行政運営の参考にさせていただいておりますが、議員ご指摘のとおり、現在のところホームページ等での公表は出来ておりません。
苦情ばかりの内容での公表ではなく、もう少し町政への建設的なご意見も一緒に公表できれば、と期間をおいて様子を見てきておりましたが、先ほど申し上げたとおりの件数と内容でございます。
しかしながら、こうしたご意見も貴重なものには変わりはなく、一つひとつのご意見を公表するのか、あるいは、同じ内容のものについては、ある程度まとめて掲載するのかなど、検討した中で、ホームページ等へ掲載したいと考えています。
また、記入用紙への住所・氏名・電話番号の記入につきましては、より重要で、ご意見の内容を正確に把握する必要がある場合等に、担当課から問い合わせをさせていただくうえで、必要がありますので、連絡先の記入をお願いしているところでございます。
以上です。

榮 茂美
現在まで、町に寄せられた町民のご意見、総数60件あるとのことです。ところがこの1年以上、1件も返信されていない現状に唖然とします。ご意見が回答を求める内容ではないとの判断がそもそもおかしい。回答を、また改善を求めているからこそご意見するのではないでしょうか。
1人のご意見でも貴重です。丁寧に対応していただきたい。せめて住所・氏名を記入されているご意見に対しては、早急に返信すべきです。どう町長は対応されますか。
町長(中 善夫)
その件につきましては、十分検討して、今後取り組んでまいりたいと思います。



3、「防災対策の強化を」


榮 茂美
今年も、7月末の日曜日に、県下一斉津波避難訓練が沿岸部を中心に実施される予定ですが、これは沿岸部だけでなく、町内一斉津波避難訓練にすべきだと思います。今まで町内一斉津波避難訓練を行ったことはありません。これは必要なことです。町長はどうお考えですか。
日高町内の全地区に自主防災組織を立ち上げるべきですが、どうしても立ち上げが無理な地区は、区長から各班長、各班長から全住民への連絡網を使うしかないと思われます。その点を自主防災組織のない区長に了解いただいて、避難訓練実施への参加ご協力をお願いしていただきたい。
それから、大事なのは、日高町内の各地区内の人材育成に力を入れてもらいたいということです。毎年、和歌山県内で「防災士」免許取得の講座が開かれておりますが、免許取得にかかる費用援助をして、日高町内で人を育てていくべきです。どうお考えですか。
さて、町内の各保育所・小学校・中学校では、津波避難訓練を定期的に実施しており、先日は、比井小学校と比井保育所が合同で避難訓練を行いました。子ども達が避難する行動を見て、地域住民の意識も大変高まっております。子ども達の避難訓練は、平日です。
その時間帯に参加できる地域住民の方々がいらっしゃれば、ぜひ合同で実施すべきです。巨大地震は、いつ起こるか予測できません。平日の避難訓練も大切です。各保育所・小学校・中学校が津波避難訓練を実施する場合、地元住民の参加ご協力の呼び掛けをされてはいかがでしょうか。
ここで一つの提案をしたい。「日高町防災教育の日」を決め、町内の各保育所・小学校・中学校が、年1回でも同時刻に防災訓練を実施されてはどうか。参加できる保護者(子ども達を保護者に引き渡す訓練等の為)や地域住民(地元の協力体制の強化等の為)と一緒になって実施すれば、地域一体での大震災の備えができます。どう思われますか。
次に、冬場でも来られるサァーフィン客や夏の海水浴客への避難誘導の対応ですが、昨年9月議会で私は「産湯海水浴客が車で通る道沿いの津波避難誘導看板が、足元に小さくて、それも帰り道からしか見えないというのは問題があり改善すべきである」と質問いたしました。町長はその時、「地元関係者と協議し、設置に向け検討していく」との答弁でしたが、いまだに改善されておりません。産湯海水浴場へ来られる方々によく目立つ「津波避難」誘導看板を設置すべきです。どうお考えですか。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
県下一斉津波避難訓練は、沿岸部を中心に平成14年度から和歌山県単独で実施されているもので、平成17年度以降は、東南海・南海地震で甚大な被害が予想される和歌山県、三重県、徳島県、高知県の4県で構成する4県東南海・南海地震防災連携協議会において、共同で統一訓練日を設け、実施しているところでございます。
本年度は7月29日、日曜日が統一訓練日となっており、県内沿岸18市町が、防災行政無線や総合防災情報システムを使用した情報伝達訓練や、自主防災組織と連携し、緊急点検や避難訓練等の実施などを予定しています。
ご提案の町内一斉の津波避難訓練の実施でございますが、沿岸部に接していない地区においては、自主防災組織を中心に講習会等を通じ、風水害時の避難訓練等の機会を設けていただければと考えており、4月の区長会において沿岸部の区長様方に津波避難訓練への参加協力をお願い申し上げたところでございます。
災害発生時における自主防災組織の役割は、大変重要であると認識しており、皆さまのご協力により、年々、各地区において設置されているところでございます。未設置の地区につきましては、引き続き、設置に向け、働きかけてまいります。
次に、防災士の免許取得にかかる費用援助につきましては、自主防災組織を通じ、防災への意識高揚を図っていただきたいとの思いから、現在のところ費用援助は考えておりません。
保育所・小学校・中学校の津波避難訓練時の地元住民参加についてのご提案でございますが、現在のところ、沿岸部の比井小学校と比井保育所が、合同で避難訓練を実施しておりますので、比井区自主防災組織を通じ、参加協力依頼を働きかけてまいりたいと考えています。
次に、「日高町防災教育の日」についてのご提案でございますが、各施設は、消防法に基づき避難訓練を義務付けられており、各種行事の日程から調整が困難であると考えられますが、一度、関係機関へ働きかけてまいりたいと考えております。
産湯海水浴場付近の津波避難誘導看板の設置につきましては、隣接する県道の拡幅改良工事が一時中断されていましたが、現在、工事が再開されたところであり、完成後を目処に地元関係者と協議し、津波避難誘導看板等を設置してまいりたいと考えています。
以上です。

榮 茂美
町内一斉の津波避難訓練の実施は、日高町では未だに行ったことがありません。町長は、この日高町では必要ないとの判断でしょうか、お聞きしたい。
津波被害の心配は沿岸部だけのことではありません。町内の平野部や山間部では津波による河川遡上の恐れがあります。そして、小池、志賀、高家、荊木、萩原の平野部では、沿岸部から僅か3㎞、4㎞と近い上、その沿岸部からの17m級の津波の影響が心配です。
こういったことは、区長を通して、各区に任せるような問題ではないと私は思います。町全体の問題です。ですから、町内一斉津波避難訓練の実施が必要だと私は申し上げているのです。町長は、これからも、町内一斉津波避難訓練はするつもりはないのですか、お聞きしたい。
町長(中 善夫)
この町内全域の津波訓練については、これは大事なことで、私も、それはわかっております。しかし、そのする前に、海岸線はもう十分取り組んでくれておりますけども、町内全体の中には、まだやったことないんで、私は、その前に担当課とも話合いしてるんですけども、海岸線はもちろんのことですけども、このやはり12.5mの津波来たとした場合に、この内原地区の荊木・萩原地区、それから高家・小中・谷口・下志賀・小池、この低い所はそういうことも危険性がありますので、まず、こういう組織の区の方に協力していただいて、役場共々、研究を重ねたいということを、私まあ、担当課と以前からも話合いしてるんですけども、まだその機会持ってないんです。
まず、そういうところから手がけて、これはまた区長さん方の意見も聞き、そういう全体のやつも必要やなあとなってきた場合は、前向きに取り組んでいきたいと思いますけども、とりあえず、私は今、志賀地区、内原地区の低い所、住民の方の啓発のために、関係区、区長さん方が寄っていただいて、町ともども、十分、そういう話合いの場を持ちたいと考えているところでございます。

榮 茂美
今、町長は、日高町は12.5mの津波が来るてこと言われました。それは日高町の沿岸部です。私が言っていますこの小池・志賀・高家・荊木・萩原の平野部のことですけれども、この沿岸部から3㎞、4㎞と近い地点ていうのは、美浜町・御坊市からの距離です。御坊湾・美浜町の沿岸ですよね。美浜町さんは17.9mの津波想定です。御坊市さんは17.4mの津波の想定ですよね。要するに、日高町は12.5ていう津波の高さに、あまりにも拘り過ぎて、日高町内の本当に中心部、中心部て言ったら失礼ですけども、ごめんなさい。平野部、まあ民家が密集している所ですよね、アパートも多い、あそこが低いんです。それは、日高町、津波が想定でしてる12.5じゃなくて、17m級の津波に対する備えを考えていかないといけないのに、住んでる方々は、情報網あんまりいってないのか、その危機感が日高町の沿岸部よりか、やはり薄いです。実際、自主防災組織も立ち上がってないですよね、この平野部の所は。でも、日高町は、その巨大地震が来ても、大体30分逃げる時間があります。地震があってから。だから逃げようと思ったら、皆助かるんです。
だから意識向上のために、やはり何て言うのか、先程の質問にまた戻って申し訳ないですけれども、人材育成、力入れていただきたいなあて思います。その防災士免許取得ということを先程質問させていただきましたけれども。各部によって、非常に何ていうのかな、状態が違うていうのか、災害が起きた時に。事情が違いますよね。各区の事情が。その各区、本当に事情が違うのを各区に任せていいのか、できるのかていう問題なんです。例えば、各区に避難訓練実施してください、それでできると思いますか。やはり日高町として、町のトップリーダーである町長、防災対策本部長として、指揮を執っていただきたい。もう全町民で、津波避難訓練やろうていう、その気持ちですよね、そういう訓練は、私は絶対必要だと思います。その重要性、町長は認識されておりますか。
町長(中 善夫)
町民全体の訓練は重要やということは、私も認めてるところでございます。先程もご答弁させていただいたように、まず最初に、先程から言うてる内原・志賀地区の低い区の区長さん、代表者の方に寄っていただいて、町と交えて、こういうことやという中で、そういうことを認識した上で、区民の方々に徹底して、とりあえず高い所へ逃げる教育ていうん、そういうことを持って行きたいと思ってるところでございますので、それをまず取り組んでから、そういう全体のことも、区長さん方にも呼び掛けて、取り組んでもええかというようなことで、取り組んでいきたいと思ってるところでございます。



4、「日高町の風力発電に反対する」


榮 茂美
今年の3月議会で、私は町内の風力発電事業に反対の立場を表明しましたが、今回は以下4点お尋ねします。
1、風力発電の健康被害。今、国内では風力発電による騒音や低周波による健康被害が出て来ております。風力発電の先進地域国でも問題となっており、風車は民家から2Km以上離して設置するように取り決めた所もあるとお聞きしております。これは、かなりの距離です。今、町内では風車を設置する予定の地元区と事業者間だけで話を進めておりますが、地元区だけの問題ではなく、風車設置予定場所から2Km以内の住民が当事者であると捉えて、事業者との話し合いの場に参加できるようにすべきではないでしょうか。  
2、風力発電の環境被害。大変大きな建設構造物である風車を山の上に設置するために、山の下から設置場所の尾根まで木々を伐採して広い道を作ります。山の環境は、大きく変わるでしょう。山の生態にも影響が出ると考えられます。広範囲に環境被害が出てくる可能性も考えられます。やはり風車設置は、地元区だけの問題とは考えにくい。
日高町での風力発電事業は、設置予定の地元区だけの問題ではなく、町全体の問題ではないでしょうか。どうお考えですか。
3、太陽光発電の推進。今年の3月議会の町長答弁で「太陽光発電は、ここ庁舎の屋根と3保育所に設置し、3保育所での発電量は年間約4万Kwで、関西電力への売電は年間約40万円程度」とのこと。そして「小・中学校の校舎は、耐震の関係から設置を断念した」と言われました。それでは、他の公共施設、例えば、小中学校では、校舎ではなく体育館、それから武道館・公民館・農改センター・福祉センター・各集会所での設置検討はいかがでしょうか。また、今、町民の電力への関心も大変高い。住宅用太陽光発電に対する補助は、国や県の制度がありますが、町としての補助も大変有効かと思われます。太陽光発電は自家発電として、大災害時にも有効です。町長の考えは。
4、日高町に風力は必要か。再生可能エネルギーとして注目されているのは、風力だけではありません。太陽光や太陽熱、地熱、バイオマス、中小水力があり、「固定価格買い取り制度」もこの7月からスタートします。
日高町に、なぜリスクを伴う風力が必要なのでしょうか。日高町の山々は低い。その低い山々に巨大な風車を林立させていくことは、日高町の持つ、この自然の美しさを確実に壊します。文化的損失は大変大きい。
日高町に風車を林立させていく町作りに対して、町は町民に十分納得していただけるだけの説明ができますか。
議長(天満 滋明)
4、「日高町の風力発電事業に反対する」その1点目、「風力発電の健康被害」の答弁を願います。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
風力発電事業は、地球温暖化対策としての効果が認められる一方で、健康への影響が問題視されている中で、先の定例会一般質問における榮議員の答弁書において、政府は、「一般に健康影響と風力発電施設の稼働との間の関係については、現時点では明らかとはなっていないものと承知している。風力発電施設の設置については、地元の理解を得た上で実施されるべきものと考えている」と野田内閣総理大臣が、国会で答弁されていることをお伝えしました。
風車設置予定場所から2㎞以内の住民を対象とした話し合いの場とのご提案でございますが、風力発電事業者は、関係法令等に基づき適切に手続を進めているものと認識しているところでございます。

榮 茂美
今、日高町役場で株式会社ジェネックスの建設計画、日高池田ウインドシステムの環境影響評価方法書の縦覧を実施していますが、風車の建設予定地を見て、私は大変驚いております。由良町に向かって走る国道42号線の萩原交差点を過ぎて、左手の山の1カ所が候補地になっております。国道の右に疎口池があって、左手に大きな風車が建つ。そしてもう少し先の若もの広場手前の左手も風車建設予定地となっております。国道近くのこの200m級の低い山に、山の半分の高さもある風車を取り付けようとしています。我々は巨大な風車を日常的に間近に見ることになるでしょう。その辺りに「ようこそ日高町へ」の歓迎看板がありますが、ここに大きな風車が2基も建設されれば、日高町は風車の町としてのイメージが大変強く定着して行くことでしょう。風発推進の町長はそれを歓迎されるのですか、お答えください。この風車建設の2㎞以内で広がっておりますが、もしこの場所に風車が建つと、池田区だけでなく志賀の一部、小中全域、高家の大半、萩原の大半の地域で健康被害が出てくる可能性があります。現時点で因果関係は明確に立証されてないと言われますが、で、あるからこそ、本当に怖いのです。もし健康被害が出た時、その人を救済できません。この健康被害が出るかもしれない2㎞以内に、日高中学校と内原小学校があります。子ども達は守っていただきたい。その強い思いは守っていただきたい。その強い思いは町長にありますか。お答えください。
町長(中 善夫)
健康被害の件でございますけども、この現在のところ、健康被害と風力発電の因果関係が明らかになっていないため、国等でしっかりとした調査を行う事は重要であると私は考えております。そして、今、国の方では、風力発電施設からの騒音、低周波音が周辺住民の健康に影響を及ぼしているとの指摘や苦情があるが、一般に風力発電施設から発生する騒音・低周波音等、これらによる健康影響との間の因果関係についても明らかとはなっておらず、環境省では平成22年から24年度の3年間の事業として、風力発電等による低周波音の人への影響評価に関する研究を実施し、現地での実態把握調査、周辺住民に対する社会反応調査等を実施しているとお聞きしているところでございまして、私は風力については、もう以前から推進して、取り組んでまいりたいとお答えしてるとおりでございます。

榮 茂美
町長は国の見解、まあ環境省の見解とか、かなり信用されておりますが、これは変わっていく可能性が十分ございます。将来、2㎞以内に風車は作らない方がいいという見解を出すかもしれません。現時点において、健康影響と風力発電施設との稼働の間の関係について、現時点では明らかになっていないて言われる中、今回、風車を建てて、健康被害が出た時に誰も救済できないていうことなんですよ。
だから、町長としてしっかりここは勉強していただきたい。健康被害が出た時に、今回、法的に何も問題ないから建設する。じゃあ、健康被害が出た時に誰が救済するんですか。町長、救済できますか。町として救済してあげてほしいと思います。私は。
町長(中 善夫)
町としてそういうことできないので、私は、そういう問題が出た場合には、先頭に立って事業者に解決するように全力を挙げて申し上げたいと思ってるところでございます。

榮 茂美
次、お願いします。
議長(天満 滋明)
その2点目、「風力発電の環境被害」の答弁を願います。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
風力発電事業では、1haを超える森林の開発を計画されていることから、森林法第10条の2に定める開発行為の許可が必要であり、地域森林計画の対象となっている民有林において、開発行為をしようとする者は、農林水産省令で定める手続に従い、都道府県知事の許可を受けなければならないと定められていることや、和歌山県では、関係地区の同意書と関係市町村の同意書を添付するよう指導されていること等を先の定例会一般質問における榮議員の答弁書においてご説明申し上げております。
町といたしましては、風力発電事業は、設置予定の関係地区だけの問題ではなく、町の問題として、真摯に取り組んでいることろでございます。
以上です。

榮 茂美
若もの広場近くの由良トンネル辺りから、北東方向の山も、今回、風車建設予定地になっておりますが、この山の山頂2カ所に日高町の埋蔵文化財法蔵地としての遺跡がございます。室町時代の池田城跡と、中世時代の深山城跡です。こういった山は優先して自然保護すべきではないか。ここに風車を林立させることは、日高町の文化的損失になります。どうお考えですか。
町長(中 善夫)
その遺跡の山の問題なんですけども、これはもう以前から、当初から事業者の方は、県の文化財の方へ足運んで、いろいろと県の方も足運んでこちらに来ていただいて、そういう所のやつは全部、設置その場へ設置せんということで、ちゃんと除外して、そのようなことになっております。

榮 茂美
次お願いします。
議長(天満 滋明)
その3点目、「太陽光発電の推進」の答弁を願います。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
太陽光発電の町内3保育所への設置につきましては、先の定例会一般質問における榮議員の答弁書において答弁申し上げたとおり、補助金及び交付金の対象となったことから設置したものでございます。
ご指摘の公共施設につきましては、有効な補助事業等の対象となるようであれば、検討してまいりたいと考えております。
住宅用太陽光発電に対する町補助制度のご提案でございますが、地方交付税に依存している当町といたしましては、町内に風力発電施設が設置された場合、固定資産税の増収が見込めることなどから、補助制度導入に向け検討してまいりたいと考えています。
以上です。

榮 茂美
この住宅用太陽光発電に対する町の補助制度の提案、私の提案ですが、町長は今、答弁で、町内に風力発電施設が設置された場合、固定資産税の増収が見込めることなどから補助制度導入に向け検討してまいりたいと答弁されました。この答弁を聞きまして、町長はまず、風発ありきの考えしかないことを強く感じます。
次、お願いします。
議長(天満 滋明)
その4点目、「日高町に風力は必要か」の答弁を願います。
町長(中 善夫)
お答えいたします。
現在の生活水準を維持発展していくためには、電力は重要なエネルギーであり、原子力発電を停止し、CO2排出を削減しながら、なおかつ、風力発電を進めないとの選択は、今後の電力需要を見据えると、安定した電力の供給に、そのようなゆとりはないと考えます。
今後、益々、風力発電など再生可能エネルギーの必要性が、高まってくるとの認識から、推進の姿勢を堅持してまいりたいと考えています。
以上です。

榮 茂美
その再生可能エネルギー、他にもたくさんございますし、例えば美浜町さんは、風発じゃなくて、太陽光発電で推進されてますが、どうして日高町に、この低い山、本当に低いです。200m級です。私の家から広川の方見たら、山すっごい高いんですけども、そのてっぺんに風力発電建ってます。風車が建ってます。そんなに、まあちょっとは違和感ありますけど、そんなに身近に感じないんですけど、高い山だと。
本当にこの日高町の低い山、この低い山、私は美しいと思います。身近に山を感じられる。山が身近に感じられるその山に、その巨大な建設構造物を林立させているそのイメージが、日高町にとってマイナスになるんじゃないかなあと、私は思うのです。先程、町長、私聞かしていただいた、「ようこそ日高町へ」の端に大きな風車が建つのに、どう思われますかていう質問をさせていただてますが、正に日高町風車の町というイメージが固定されていくと思います。私は、本当に反対します。
この健康被害ですよね、健康被害も深刻です。隣の町では、風車が建ってから健康被害が、やっぱり、色々お話聞かしていただきましたが、本人にしかわかりません。風車を止めてほしいと言っても、もう止まりません。補償してほしいと言っても補償していただけません。因果関係がない、立証できない。
この因果関係を立証する。例えば自分が健康被害を受けて、因果関係、風車との因果関係を立証するていうことは、大変なことなんですよね。住民にとって。全国的には、やはり引っ越しされる方がいらっしゃるというのを記事で読まさせていただいて、その町から出て行かないといけないというのは、本当に最悪です。
今、町長が説明されましたが、日高町に風力は必要かに対する町長答弁いただきましたが、町民が到底納得できるような答弁ではないです。
町内で、風力発電事業を進めたいのであれば、まずは町民の支持を得ていただきたいと思います。先程、町長は、風力発電事業は設置予定の関係地区だけの問題ではなく、町の問題として、真摯に取り組んでいるところでございますという答弁されましたが、この町の問題として取り組んでいると言われましたけれども、私としては、町、行政としての問題として、取り組んでいるような印象を受けます。
町民の皆様方から私たくさんご意見いただいておりますが、この町全体の問題として、町行政は、町民ですよね、要するに主体者は町民です。人です。その固定資産税が入るとかじゃなくて、財政の運営じゃなくて、町民が主体者です。町民が幸せであるかどうか、それはお金では関係ないです。穏やかに暮らしたいていうことを言われる方もいらっしゃいます。もう穏やかに暮らしたい。だからその、町民が主体者と考えて、全町民の問題として取り組んで、捉えていただきたい。取り組んでいただきたいと思います。
これは、私思うんですけれども、地元区と事業者だけで話が進んでおります。地元区と事業者の話し合いに参加できない方は、聞きに来られます。「今どうなってるん」って。地元区の方がですよ。私に。「今、風力発電事業は今、日高町でどうなってるん。」て言われるんですよね。まあたまたま、話合いに行けなかったから私に聞くんかどうかわかりませんけれど、日高町内、たくさんの方々が、よくわからないて言うんです。今どうなってるのか。このね、地元区を集めて、そこで話を、そこだけで話を進めないでいただきたい。もっと一般に公開してほしい。もう公開討論してほしいぐらいです。
私としては、この風発は、日高町の将来のかかった本当に大事な問題だと私は思います。町のトップリーダーとして、断じて判断を誤らないでいただきたい。もう、しっかし勉強していただきたい。全国風力発電が建った場所、そこで一体何が起きてるのか、資料たくさんございます。それは町の行政として、収集して勉強できるはずです。そういうのに目をつむらないでいただきたい。
一部の方に、確かに健康被害が、確かに出ているんです、どこもね、健康被害が。でも、それは一部の人だていうね、そういう捉え方は間違っています。その少数だから許せるという問題じゃないです。人間、少数だから我慢してていう問題ではないです。私、その少数でも、その1人の人は大事です。もし自分がそうだったらどうか。もう、実際その町を出て行くていう、そういうのが起こってるんですよ。町長、それを考えていただきたい。どんな思いで、その町を去って行くのか。それが少数だから許せるいう問題ではないです。
もう町長、町のトップリーダーとして、断じて判断を誤らないでいただきたい。20年先、30年先、40年先に、その大きな建設構造物、もしかして止まってるかもわからない。無用の長物となってるかもわからない。何億、一気に何億ていう費用を掛けて建てるんですよ。それが止まったから撤去て簡単にできるはずがないです。それが何10基も。そういう時に泣くのはやっぱり町民です。この日高町の身近にある、この美しい自然の低い山々に、本当に低いです。低い山々に、風車を林立させることに、私は断固反対いたします。それを表明して、以上、質問を終わります。

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